生化学・免疫・血清学的検査

 
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第1検査室入口

生化学検査とは、体液や身体の組織から検査材料(血液・尿など)をとって化学的に分析し健康状態や病気の程度を調べる検査のことです。

一方、免疫・血清検査とは細菌や異物が侵入してくることで産生される抗体を調べる検査です。

また、癌細胞が生み出す特殊な物質(腫瘍マーカーと言います)の検査も行っています。

 

生化学検査の主な病気別検査項目

 
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生化学・血清検査室

肺疾患
ADA、ヒアルロン酸、総蛋白、LDH(胸水中)、血液ガス分析等

心臓疾患
CK、CK-MB、GOT、LDH、ミオグロビン 等

肝臓疾患
GOT、GPT、γ-GTP、LAP、ALP、LDH、ChE、ビリルビン、ICG 等

腎臓疾患
クレアチニン、尿素窒素、クレアチニン・クリアランス 等

生活習慣病
総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、血糖、Hb-A1c 等

 

免疫・血清検査の主な検査項目

HBs抗原・抗体、HCV抗体、CRP、IgE、梅毒血清反応、マイコプラズマ抗体、アスペルギルス抗原、カンジダ抗原 等

 

臓器別腫瘍マーカーの組み合わせ


CEA、シフラ、Pro-GRP

肝臓
AFP、PIVKA-II

膵臓
エラスターゼ-1、CA19-9


CEA 他

大腸
CEA 他

 

輸血検査室

ab_se_ke_k1_03.jpg輸血検査室では、輸血をする際に、重要なABO式、Rh式血液型の検査を行います。また、輸血を実施する際のさまざまな抗体の検査もあわせて行っています。実際に輸血をする場合には供血者と受血者の血液がマッチしているかどうかの確認試験(交差試験)を行っています。