療育指導室

2008.12.12 東3病棟行事『忘年会』を行い楽しみました

12月12日(金)11時半から東3病棟(筋ジス成人病棟)の行事『忘年会』を松江訓練センターで行いました。司会者(患者さん)の開会、患者さん代表挨拶・主治医挨拶があり会食がはじまりました。メニューは鍋物や蟹雑炊などでした。なごやかな雰囲気であつあつの塩ちゃんこを食べながら、いろいろな話をして今年を振り返るとてもいい機会となりました。余興はボランティアの「もみじ座」の皆さんが民謡と踊り、そしてカラオケで素敵な歌声を聴かせて下さり、患者さんもとても楽しく過ごされました。又、院長先生やカラオケサークルメンバーのカラオケで忘年会も盛り上がりました。『忘年会』の最後に院長先生のサンタクロースと患者さんのサンタクロースと療育指導室長のトナカイが一緒に登場されると、会場の皆さんの歓声が一段と大きくなりました。会場、そして病室で名前を呼んでプレゼントを渡して頂きました。『忘年会&サンタからのプレゼント』でたくさんの笑顔を見る事ができ、行事が楽しく終了できた事は大変良かったと思いました。
ご協力頂いた皆さんに感謝いたします。

記:児童指導員 直江みゆき

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2008.12.08 「重症心身障害児(者)病棟クリスマス会」を行いました

12月8日(月)の午後から東1病棟のプレイルームで「東1・2病棟合同クリスマス会」を行いました。オープニングの後に劇「だんだん」(NHK放映中の場面)を患者さん方で演じられました。場内からは「あ、あの場面」と思い浮かぶシーンに笑みがこぼれていました。その後『島根大学声楽科』の学生さんを迎え、「クリスマスコンサート」を行いました。みんながよく知っている「ジングルベル」など5曲を歌っていただきました。みんな大好評で「アンコール」の声も上がりました。そして最後は院長先生がサンタクロースになって登場、各病棟の代表者に大きな袋に入ったプレゼントを手渡してもらいました。みんな楽しみにしていた希望の品々に大喜びでした。 

「クリスマス会」の後は各病棟の個室を学生さんのミニコンサートで廻ってもらいました。歌あり踊りありの楽しい一時が過ごせたと思います。ご協力いただいた皆さんありがとうございました。

記:主任児童指導員 中島由博

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2008.11.19 「プラバホール」に行ってきました!

11月19日(水)の午後から、8名の患者さんとお母さん方や職員とボランティアの合わせて19名で、松江市総合文化センター内にある「プラバホール」に行ってきました。天候はあられが降り出すこの冬一番の冷え込みになってしまいましたが、館内に入ると暖かく、防音設備のしっかりした800席の会場と舞台を貸し切り状態で利用させていただきました。正面に天井まで届く直径30Cm位のパイプが何十本も立ち並ぶパイプオルガンがあり、そこからオルガニストの方がリクエストに応えて、「秋冬季節の歌」「クリスマスソング」「バッハのオルガン曲」「トトロの曲集」等々を解説も交えて弾いてくださいました。舞台に座ったり、横になると身体にブルブルと震える振動と共にボリュウムのある音が伝わり、患者さん一人一人の顔がうっとりしたり、笑顔になったり、中には気持ち良くなって眠り込んでしまう人まで、曲によって色んな表情が伺えました。お母さん方も「身体に染みこむ音楽で良かったです」「いろんな曲の要望に応えて貰った」と大変好評でした。「プラバホール」でお世話してくださった方々、そして楽しい音楽を聴かせていただいた『オルガニスト』の先生ありがとうございました。

記:主任児童指導員 中島由博

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2008.10.08 「重症心身障害児(者)デイケア(愛称『にじ』)が始まりました

10月8日(水)から、「重症心身障害児(者)デイケア」が始まりました。愛称は『にじ』。利用者・保護者からの応募の中から決まりました。在宅と入所の架け橋に、という願いがこもっています。

開始当日には、院長を始め幹部も出席し、利用者の保護者曰く「こじんまりと、でも盛大に!」開園式が行われました。院長挨拶、齋田小児科医長・細田家族会会長のメッセージ、記念品の贈呈、スタッフの紹介、保護者からのメッセージとすすみ、本日のメイン(?)のくす玉割りが行われました。このくす玉は、前日に東1病棟の福井看護師長が精魂込めて作り上げたものです。利用者2名が勢いよくひもを引っ張ると、見事に「祝開園・・・」の文字と紙吹雪が会場に広がり(・・・の予定でしたがうまく開かず、最終的には手でこじ開け。これもご愛嬌)、雰囲気は最高潮に。出席者全員で「believe」を合唱し、開園を祝いました。

デイケアでは、在宅の重症心身障害児(者)の方を対象に、必要な医療と共に、発達についての相談やリハビリ、療育活動など、総合的なサービスを提供します。また、ケアに追われて生活時間にゆとりがなくなりがちな重症心身障害児(者)の家庭にレクリエーション的行事の参加の機会を提供し、情報提供や各種相談にも応じます。本人・家庭のニーズに対応することで地域内での重症心身障害児(者)医療に貢献し、より安心して在宅で過ごすことができるような支援体制を整備していきます。対象は、在宅重症心身障害児(者)、特に医療的ケアを常に必要とするような在宅超重症児・準超重症児とし、就学前児、加齢児、および訪問教育を受けている児童など幅広く受け入れていきます。

通園日は週1回(毎週水曜日)、時間は10:00~16:00で当面2~3名程度から開始していますが、将来は5名程度まで受け入れていく予定です。スタッフは、小児科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、児童指導員、保育士、その他で対応します。また、来年度からは言語聴覚士を採用し、リハビリの充実も図る予定です。

今後、このデイケアの定着により、すでに当院で行っている短期入所やレスパイト入院などの受け入れも円滑に機能すると考えます。また、当院が特に医療的ケアの多い障害児(者)を主としたデイケアを行うことにより、他の施設において軽症の方の受け入れが広がると期待されています。

念願であったデイケア。今後、利用者と共にこの「にじ」が育っていくよう、期待に応えていけるよう、齋田小児科医長を中心にスタッフ一同努力して行きたいと思います。

記:療育指導室長 吉岡恭一

 

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2008.10.05 東病棟文化祭「きらめきinイースト」開催

秋晴れの10月5日。毎年恒例の東病棟文化祭「きらめきinイースト」が開催されました。来年は病棟建て替えのため「きらめきinイースト(東病棟)」としては最後となります。患者さん、ご家族、関係者、50名ほどのボランティア、地域の方々総勢600名余が来場されました。日頃の活動の紹介や患者さんが1年間一生懸命製作された七宝焼などの「作品展示」「即売」、ご家族の協力による「模擬店」、そして、松江市東本町にあるカクテルバー「山小舎」さんのご厚意による「ノンアルコールカクテルバー」など、盛りだくさんの内容を楽しんでいただけたと思います。

さらに、午後からは松江市で活動されている「都山流尺八」の皆さん、米子市を本拠地として活動されているゴスペルグループ「ゴスペルオーブ」の皆さんが計14曲を披露してくださいました。日頃観たり聴いたりすることができない2グループの公演に、患者さんを始め、ご家族、関係者、地域の方、多くのボランティアの方々が感激しておられました。ゴスペルオーブさんからは「本当に楽しかったです♪♪松江病院は笑顔が沢山あって楽しい♪また、お邪魔したいと思っています」との感想を頂きました。病棟で訪問カクテルバーを体験していただいた患者さんは、「山小舎さん、ますますかっこよくなられて会うだけで緊張して毛穴が開いて汗がブワーッとでて、とにかくかっこよかった~。カクテルも工夫して見る用と口に入れる用と作ってくださってとても嬉しかったです。すごく感謝してます。」と本当にうれしそうな表情で語ってくださいました。来年は病棟新築後初の文化祭。今年のパワーを上回る内容を今から検討しようと思っています。やはりみんなが集う行事は最高!

記:児童指導員 藤﨑 敏行

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2008.09.06-07 筋ジストロフィー在宅患者療育キャンプがありました

去る9月6日~7日、日本筋ジストロフィー協会島根県支部主催で筋ジストロフィー在宅患者さんの療育キャンプがあり、松江病院からも医師2名・看護師1名・理学療法士1名・療育指導室4名が協力参加しました。このキャンプも今年で34回目となり毎年在宅患者さんは楽しみにしておられるようです。

6日のお昼に訓練センターを出発。出雲大社で現地集合組と合流し、まずは古代出雲歴史博物館を見学し、出雲大社周辺散策で出雲の古代文化に触れることからはじまりました。夕方宿舎の「ウエルシティー島根」へ入り、鳥取大学脳神経小児科教授大野耕策先生の「筋肉の病気と治療」題する講演を拝聴しました。患者の皆様からは、疾患の治療に関する熱心な質疑があり、大野教授からは最新の治療と今後の展望について丁寧にお答えをいただきました。その後患者さんの入浴、そして一番の楽しみであります夜の懇親会です。患者さん一人一人の近況等を聞きながら、私たちが思う以上に患者さんにとってこのキャンプは患者さん同士が顔を合わせられる年に一回の楽しみで、お互いに元気をもらえる大切なモノなのだな、と改めて感じました。またそれ以上に私たちスタッフも患者さんから大きな大きなパワーをもらえる瞬間でもあるような気がします。患者さんやボランティアさんの歌あり芸ありで宴も大いに盛り上がってお開きとなりました。その後はそれぞれに過ごしましたが、有志で一つの部屋に集まり、患者さんとスタッフの枠を取り払い一杯飲み交わしながらの二次会は、普段病院の診察室では聞かれない本音トークが炸裂し、これこそ医療に携わる私たちにとって、とても貴重な患者さんの生の声だと思いました。夜も更けるのを忘れるくらい語り合え、とても意味のある時間を過ごせたと思います。

翌7日はあいにくの雨模様となりましたが皆さん元気に(語り明かし飲み明かして寝不足な人が何人かいましたが・・)出発!「出雲そば庄たまき」“そば道場”に行きそば打ち体験をしました。はじめは車いすの患者さんにそば打ちが出来るかどうか心配していましたが、皆さんそんな心配なんのそので払拭してくださいました。粉に触りコネコネ綿棒で巻いては打ち巻いては打ちを繰り返し一時間後にはそば打ち完了。そして打ちたて茹でたてのそばを昼食にいただきました。太さもいろいろ形もいろいろでしたがとてもおいしいそばに皆さんに満足していただけたようです。そしてこの場で閉会・・・。「来年もまた元気でお会いしましょう」を合い言葉に解散となりました。

在宅患者さんにとって、なくてはならないこのキャンプを今後とも末永く続けなければいけないと再認識し、また子供さん世代の患者さんの参加も多くなればいいなと感じた二日間でした。

記:保育士 寺本昌子

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2008.08.25 お楽しみイベントを開催しました

重症児病棟の東1病棟で、8月25日(月)の午後、前半の院外行事に参加できなかった患者さんにお楽しみイベントを行いました。テーマは「うみとさかな」。最初は1号室で1名を対象に歌「うみ」や合奏「山(海)のワルツ」、大型絵本「虹色の魚」の読み聞かせを行い、患者さん、2名の保育実習生、家族や元職員が参加し、「企画に工夫がされており楽しく参加できました」と言う感想をいただきました。続いて3号室では4名を対象者に年齢や好みをとり入れて、ただいま人気急上昇の映画「崖の上のポニョ」のポニョのお面をかぶり、音楽に合わせて患者さんのそばで手話をして楽しんだり、民謡の大好きな方には「安来節」の曲で銭太鼓を行い大変盛りあがりました。患者さんは、最初から最後まで目が開いていたり、ウトウトしたり、声が出たり、呼吸状態が安定してリラックスしたりと様々でしたが、みんなが参加することが出来て良かったと思いました。

記:主任保育士 谷口和子

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2008.07.31 「海水浴」に行ってきました!

7月31日(木)の朝から、心身障害児(者)病棟の5名の患者様とその御家族7名、医師、看護師、療養介助員、児童指導員、保育士の総勢25名で北浦海水浴場へ「海水浴」に行ってきました。

この日は朝から薄曇りでしたが、水温も程良くとても気持ち良く泳ぐことができました。それぞれに浮き輪や浮き板を使いながら、深いところへもスイスイと移動できました。自然にみんな大きな声が出て、ワイワイと楽しそうでした。

海から上がると昼食です。海の家で作ってもらったカレーを、みんなあっという間に食べました。海で泳いだのでお腹がすいて、いっそう美味しく食べることができたようです。
しばらく休憩した後は、ビーチサイドの定番、西瓜割りです。周囲があれこれと教えてくれる言葉を信じて、目隠し鬼さんが棒で西瓜を叩き・・・みんなが力を合わせて見事に割ることが出来ました。その西瓜を食べて、しばらくのんびり過ごすしました。

あっという間に帰りの時間となり、4台の車に分乗して40分の道のりをかえりました。車通ではもちろん楽しかった海の話に盛り上がり、御家族の方からもぞれぞれ「楽しかった」と感想を頂きました。

記:主任児童指導員:中島由博

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2008.07.26 療育研修会(水泳指導)が開催されました

7月26日(土)、27日(日)の両日、当院のプールを利用して、「平成20年度中国地区筋ジストロフィー患児と家族のための療育研修会(水泳指導)」(日本筋ジストロフィー協会中国地方本部主催)が開催されました。昨年よりも参加者も多く、総勢60名で賑やかに始まりました。

初日は、開会式後、外来診察を経て親子、スタッフと共にハロウイック水泳法による水泳指導を行いました。ハロウイック水泳法は、浮き具を使用せず、マンツーマンでゲームプログラムを中心に楽しむことを重視します。楽しみながらいかに最小限の適切な補助でリラックスして体を動かすことができるかというものです。水泳は、呼吸機能に対するリハビリテーションにも役立つということで、参加者の方々からも「地域に帰ってもプール活動を続けていきたい。」と、うれしい感想が寄せられました。

プール後には、保護者を対象に小児科医師、理学療法士、看護師による「在宅ケアのこつ」について研修会も開かれました。

夜は、参加者全員による手作りの夕食会で交流を深め、保護者やスタッフとの意見交換も広がり大変有意義な時間を過ごすことができました。また子供たちも体育館でゲームをしたり、院内を探検するなどレクリエーションを楽しみました。

翌日の午前中にもう一度水泳指導を行い、無事日程を終えることができました。参加者の方々からは「来年度も参加したい。」という声も聞かれ、充実した研修会となりました。

記:水泳指導員 小笠原(H20/8/6)

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2008.06.25 「昼食&買い物ツアー」直火焼きハンバーグ「グリルバーグ」と「コジマ電気」に行ってきましたあ~

6月25日(水)今にもひと雨きそうな梅雨空の下、筋ジストロフィー患者様6名とそのご家族7名、医師、看護師、児童指導員、保育士総勢17名は、11時予定通り福祉タクシーに乗り、市内東津田町にある直火焼き「グリルバーグ」と「コジマ電気」を目指し出発しました。

事前予約していた「グリルバーグ」の一角を貸し切り、テーブルに着くと早速注文していたランチメニューの品々が、順番に手際良く運ばれてきました。ハンバーグやステーキにかけるソース、味噌汁、スープ…が次々とテーブルの上に並んでいきました。一行の視線は、テーブルに向けられ、いよいよメインディッシュのハンバーグやステーキが、ジュージューと音をたてながら登場してきました。

「いただきまぁ~す」の挨拶とともに、焼きたてのハンバーグやステーキの上にソースをかけると、鉄板の上がジュジューッと。まさに、直火焼き~。それまで賑やかだった一室は静まりかえり、一行は一斉に、一生懸命に食べ始めました。アツアツのハンバーグをほおばる患者様の顔、う~んもぉ~、至福のひととき。ドリンクバーにサラダバー、ビールも一口、二口と楽しまれました。こうして一行は、“直火焼き”を充分堪能され、腹八分いや満腹になられご満悦の様子でした。

次は、コジマ電気を目指して、一行は徒歩(電動車いす)で移動。こちらの店では自由行動。「今日は買わずに見るだけ~」という方、パソコン関係の商品を次々ゲットされる方、日用品売り場で「ついでだから・・・」と買い物をされるご家族の方、また、テキパキと明るく対応する店員さんのおすすめ『デジカメ』を超お買い得価格でゲットされた方など、みんなが目的を持って上手に買い物をされていました。

雨にも降られず、おいしいものを食べ、欲しい物を購入し、笑顔で帰院された一行のみなさん、一人一人が「昼食&買い物ツアー」を十分に満喫され、気分転換を図られたお出かけとなりました。

終わりに快く対応をしてくださった「グリルバーグ」さん,「コジマ電気」のスタッフの皆さんお世話になりました。ありがとうございました。

記:保育士 渡部みどり (H20/6/25)

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2008.06.11 クリンピースに行って来ました!!

~廃ガラスを使ってアクセサリーを作りました~

平成20年6月11日(水)、東5病棟の患者さん2名が「川向リサイクルプラザ くりんぴーす」の処理施設見学とリサイクル作品作り体験を行いました。

くりんぴーすに到着すると、職員の方が出迎えてくださり、すぐに処理施設見学をさせていただきました。とにかくゴミの量の多さにびっくり!また、ゴミの分別作業を行っている様子も見学させていただきました。患者さんも熱心に見学。我々、職員・家族も、間違った分別をしないように気を付けなくてはいけない、と強く感じた見学となりました。

次に、いよいよ、廃ガラス(雑ビン)を使って素敵なアクセサリー作りを行いました。患者さんと家族の方がペアになり、色々な色の廃ガラスを使って好みのアクセサリー作りを行いました。お父さん、お母さんと一緒に作り、患者さん、とっても楽しそう!ついつい家族や職員も夢中になったりして…。

後日、作品が出来上がり、患者さんに渡すと、とってもうれしそう。さっそく、ネックレスやブローチとして身につけられました。満足そうな患者さんの表情が印象に残りました。患者さんにとって思い出に残る見学・体験だったのではないかと思います。

記:保育士 橋本由美子 (2008/6/11)

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2008.06.09 「守る会」島根県支部総会が当院を会場に開催

「平成20年度全国重症心身障害児(者)を守る会島根県支部総会」が、6月9日(月)当院敷地内にある松江訓練センターで開催されました。松江市・出雲市選出の県議会議員、県障害福祉課長、養護学校長、近隣障害児・者施設の関係者などの来賓22名を含む、参加者約100名の出席のもと、盛大な会となりました。

冒頭、主催者を代表して堀田優子会長が、近年の重症心身障害児(者)(以下 重症児(者))をめぐる情勢と、自立支援法・児童福祉法の改正にまつわる諸課題と「児・者一環制度」の存続の重要性と社会の支援を強く訴えられました。続く浅野県議会議員による来賓祝辞では、島根県における重症児(者)支援と松江病院の歴史について興味深いお話しを披露され、関係者のみならず改めて当院の歴史的な存在意義を確認させていただきました。

開会行事の後、「病院建て替えにおける重症児病棟のゆくえ」、と題した徳島武院長の講演が行われました。講演の中で徳島院長は、来夏竣工予定の新病棟のレイアウトを紹介。また、重症児(者)医療の課題として、医師不足や患者さんの高齢化・重症化についての現状と問題点を提起しました。そして、在宅支援としてのショートステイや検査入院の充実、今後デイケア(通園)を開始することの意義を述べました。

続いて齋田小児科医長からは、「松江病院における重症心身障害児医療の現状と今後」と題した講演の中で、NICUからの超重症児の受け入れの増と、入院患者さんの重症化の現状、在宅支援としてのショートステイや緊急を要する際の受け入れの必要性、地域の医療機関との連携の必要性が述べられました。また、医療的ケアの必要な重症児も受け入れるデイケアの立ち上げを現在検討中であることが紹介され、参加された保護者からは大きな期待がよせられました。

今後、当院は病棟の建て替えを機に、重症心身障害の専門医療施設としてより一層の医療・療育の充実を目指し再スタートをきることになります。そして、医療はもとより福祉的にもセーフティーネット機能の充実が期待されています。今回の総会を通し、在宅から入院まで幅広く重症児(者)を支援できる体制の必要性、そして何よりも患者さん、保護者のみなさん、関係者の大きな期待を実感することができました。

記:療育指導室長 吉岡恭一(H20/6/9)

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2008.06.08 「ふれあいの日」がありました!!

6月8日(日)に体育館で東1・2病棟合同の「ふれあいの日」が開催されました。今年は、午前の部は「体を動かそう」ということで、先ず、準備体操から始まり、「ボウリングゲーム」「幸せのバブルリング送り」「車椅子ダンス」 そして、午後の部は、松江市立女子高等学校の吹奏楽部の演奏を楽しもう、という内容でした。

当日はたくさんの家族の方々はもちろん、学生さんや旧職員の方々によるボランティアさんも加わっていただき、とても楽しいひとときを過ごすことができました。今年の目玉はアクアスから来てくれたという“島根のおじさまとおばさま”でしょうか!! 家族会会長と副会長扮するイルカ(?)がとてもみんなに受けていました。「触れると幸せになる」というリングを会場のみんなにも回してもらい、全員が幸せになりますように、と願いながら触りました。

昼食は、患者様はカレーライス、デザートにプリン。家族、職員はお弁当をいただきました。あちこちで話が弾んでいたようです。

午後は、約30名の女子高生による演奏。楽器紹介も交えながら、コンクールの課題曲、ピンクレディメドレー、最新の曲など、女の子ばかりというものの迫力のある見事な演奏を聞かせてくれました。最後にアンコールに応えて演奏してくれた曲には楽しい振りがついていて、会場もとても盛り上がりました。

医療的ケアが多くなっていく方が増えていく現実、また、来年は病棟新築に伴う病棟換えもあり「来年はできるかな?」という意見もありますがみんなが楽しめて、元気が出るような時間が過ごせる企画はこれからも必要ですね。

記:保育士 木村洋子(2008/06/23)

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2008.05.27 ぶらり松江お食事コース(1日コース)に行ってきました!!

当日(5月27日)は、天候にも恵まれ、患者様8名とご家族・職員を乗せた車は最初の目的地「水天閣」へと向かいました。

水天閣へ着くと、昼食までの時間、宍道湖へ散策に行きました。湖面を渡る風を感じながらみんなで記念撮影です。みんな美男美女に撮れてるでしょ?

次に、お楽しみの昼食です。
みんなおいしいお食事に舌鼓を打っていました。

食事を終え、一行は「島根ふるさと館」に向かいました。
途中、車窓から武家屋敷や城山の堀・船などを眺め、松江の古き町並みを満喫することが出来ました。

「島根ふるさと館」ではショッピングゥ~ タイム。
島根特産のめのう・マスコットのキーホルダーなど思い思いに楽しみました。

しっかり松江を満喫することが出来た1日でした。

記 : 保育士 (2008/5/27)

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2008.05.20 一畑電車の旅を体験しました

天候もよく、5月20日(火曜日)の午後、しんじ湖温泉駅からフォーゲルパーク駅までの電車の旅を楽しみました。

電車の車窓から眺める新緑の美しさや田植えの真っ最中の光景を見ながら、電車に揺られスピード感を感じながらの旅をしました。そして、皆さんの顔を見ると病棟では見られない嬉しそうな表情を見ることが出来ました。

フォーゲルパーク前で、フクロウやおみやげを見て回り、キャスパルでおやつと休憩をして楽しいひと時を過ごしました。

記:主任保育士 (2008/5/20)

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