療育指導室

2010.12.22 デイケア「にじ」クリスマス会

12月22日(水)、今年最後のデイケア「にじ」でクリスマス会を催しました。

前日から会場となる小児科第三診察室で飾り付け準備をし、当日は参加される患者さんたちみんなおしゃれをして集合され、クリスマスムードも高まりました。

クリスマスソングをみんなで歌い、盛り上がったところでサンタ&トナカイが登場!今年のサンタは主治医の女性サンタさん!!みんなにプレゼントを配ってもらいカメラでぱちり。なかなか感情表現ができない重症児さんたちですが、このときは皆がとてもいい表情でした。

 第2部はボランティアさんによるカリンバ演奏を聴かせていただきました。カリンバはアフリカの楽器でオルゴールのルーツと言われているそうです。とても癒される音色で心穏やかになりました。

 ご家族にもとてもよろこんでいただき今年最後のデイケアにふさわしい会となりました。

患者さんからも今年一番といってよいくらいの快表情・笑顔のプレゼントをいただきとても嬉しく思い、今後のデイケアの励みとなりました。

皆様のご協力に感謝いたします。

(保育士 寺本昌子)

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2010.12.16 2階病棟「クリスマス会」

12月16日(木)に2階病棟クリスマス会が開催されました。今回のクリスマス会は患者さんが企画し、〞病態に関わらす誰もが楽しめるクリスマス会〟をテーマに考えて下さいました。まずは、クリスマス会のメインイベント「紅白対抗発表会!!」から始まりました。院長先生をはじめ、看護部長、事務部長も来て下さり、大いに盛り上がりました。エントリーして下さったのは6グループの皆さん。

トップバッターは、今年、チリ落盤事故を元に考えた「奇跡の生還」の寸劇です。段ボールで作られたカプセルから救出された作業員に扮した患者さん。それを出迎える妻役・愛人役・母親役など。実際に劇に参加されている方のお母さんにも出ていただき、アドリブもあるセリフを面白おかしく演じていただきました。本当に皆さん芸達者で、お見事でした。

病室から参加して下さった方の映像作品もありました。かわいい作品から思い思いの仮装で変身された方などの作品もあり、会場を盛り上げて下さいました。デイルーム会場と病室とが一体となり、病棟全体がクリスマス会ムード一色になりました。その他、歌・ダンスなどもあり会場内はノリノリ。急きょ行うことになった患者さんが中心となっているAKB48を真似た「MAT48」と新人ナース4人のジョイントが行われました。ステージいっぱいに患者さんと職員が踊り出し、その様子を観客席から見守って観てくださる御家族の方の笑顔がとても素敵でした。

第一回の紅白対抗発表会の結果は白組の勝利となりましたが、どちらも見ごたえのある発表でした。エントリーして下さった皆さんお疲れ様でした。発表会の後は、何が当たるかお楽しみの〞ビンゴゲーム〟続いて〞みんなで歌おうジングルベル!〟です。「ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る~♪」という歌声が響きわたると、どこからかサンタクロースが登場!!院長先生が扮したサンタクロースが2階病棟のみんなの所へ来て下さいました。絶えず笑い声に包まれたクリスマス会。患者さんが中心に企画された内容で、皆さんが楽しむことができた素敵なクリスマス会になりました。

(保育士 橋本由美子)

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2010.12.10 1階病棟「忘年会」

12月10日金曜日に毎年恒例の患者忘年会を行いました。新病棟になってからは2回目の実施となりました。企画をされた患者自治会のみなさん本当にお疲れ様でした。

今年の忘年会では、寄せ鍋やカニ雑炊などの料理が出され、出席者の患者さんには大変好評でした。この忘年会での料理は、患者自治会のみなさんが企画をされたメニューで、買い物や調理などは職員で準備をさせて頂きましたが、特に買い物の準備では、食材やその分量などでたくさんの職員の方々にサポートしてもらい、円滑に準備することができました。

自治会長の挨拶のあと、院長も登場され一緒に会食を楽しみました。一通り食事が終わった後、自治会長の合図で院長扮するサンタにプレゼント渡しをしてもらい、無事に忘年会を実施することができました。

(児童指導員 市河裕智)

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2010.12.09 3階病棟『クリスマス会』を行い楽しみました

12月9日(木)、3階病棟デイルームでクリスマス会を行いました。今年のクリスマス会は、看護師長の挨拶、そして、劇「クリスマスコンサートへ行こう」で始まりました。3階病棟デイルームをクリスマス飾りやイルミネーションやスクリーン等でコンサート会場の雰囲気にしました。みんながコンサート会場で、クリスマスメドレーや氷川きよしの箱根八里の半次郎・ズンドコ節のDVDを見ながら楽しみました。次に、クリスマスソングを会場の皆さんと一緒に歌ったり鈴等振りながら盛り上がりました。ご家族の方にもご協力頂きありがとうございました。クリスマス会の最後に院長先生のサンタクロースと看護師長のトナカイが一緒に登場されると、会場の皆さんの歓声が一段と大きくなりました。代表の方にプレゼントを渡して頂きました。そして、会場でサンタさんと一緒に写真撮影も行いました。クリスマス会を通して、皆さんの笑顔を見る事ができ、行事が楽しく終了できて大変良かったと思いました。

(児童指導員 直江 みゆき)

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2010.11.10 重症心身障害児(者)のための巡回療育相談会

11月10日(水)、当院のデイケア棟において、在宅の方を対象とした島根県重症心身障害児(者)を守る会主催の巡回療育相談会を行われました。5歳から17歳までの対象者5名の方に対し、大学病院、県や市などの行政機関、在宅サービス関係の事業所、守る会役員、当院の齋田医長を始めとするリハビリ、看護、療育のスタッフが協力してご相談に応じました。

相談会の様子は、守る会のホームページをご覧ください。

 

(療育指導室長 吉岡恭一)

2010.11.09 社会見学に参加出来なかった方の院内散歩

当日、外は強風、病院周りの散歩を予定していましたが、止むを得ずコースを
変更し実施しました。風のあまり当たらない訓練センター前の廊下で鉢植え
の植物を被写体に写真撮影を行いました。年に1度の写真撮影。風のいたずら
もあり思い通りの写真が出来たかどうか…。写真が印刷されてくるのが楽しみ
です。また、5階病棟からの風景も見に行きました。2階病棟とは全然違い宍
道湖にたつ白波や出雲平野まではっきりと見ることが出来ました。

 院内散歩に参加されたお二人の満足そうな表情を見る事が出来、嬉しく思い
ました。協力してくださった皆様に感謝します。

日  時:平成22年11月9日(火)
場  所:5階病棟・訓練センター前廊下
参 加 者 :2名

(保育士 高橋朋子)

 

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2010.10.26 「松江フォーゲルパーク」に行きました

10月26日(火)5名の方を対象に、今年度最後の社会見学「松江フォーゲルパーク」に行ってきました。

園内は改装され花がとてもきれいでした。この日は雨降りでペリカンの餌付けを少し見学して、園内でいろいろな花をゆっくり見ました。素敵なお花のアーチの下を通ったり、花に囲まれた『幸せの椅子』のところで家族や職員と一緒に写真を撮りました。また、買物をしたり、普段なかなかお話できない親の方とお話したり・・・ゆったりと家族で過ごしたり、患者さんたちは皆さんとても良い表情でした。

しばらく花の中で時間が止まったような感じでとても癒された気分でした。暖かい雰囲気で親子の触れあいができたのではないでしょうか・・・  

 

(保育士 湯浅保育士)

 

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2010.10.21 「県立美術館・松江サティにいってきました」

平成22年10月21日(木)に県立美術館と松江サティの一日コースへ出かけました。

前日の天気予報では当日60%の雨とのこと。しかし、心配していた雨もなく、
まずまずの天気で過ごすことができました。

 参加された患者さんは5名。保護者・ボランティア・職員、合わせて15名の大所帯で出発しました。
県立美術館では生誕120年記念・河井寛次郎展が行われていました。「壺」や「茶碗」、「鉢」や「皿」など、
さまざまな器が展示されていました。患者さんは器の形や色合いなど一つ一つ丁寧に鑑賞され、
少々、時間が足りなかったかも…と感じるほどでした。その後、美術館内にてイタリア料理を楽しまれ、
又、おいしそうな料理をデジカメで撮影する方もいらっしゃいました。最後に松江サティでの買物です。
到着すると目的の物を目指して、おのおのの売り場へ出発されました。ご家族で一緒に過ごされる
社会見学。皆さん、とても素敵な笑顔で過ごされていました。患者さんにとって思い出に残る社会見学に
なったと感じました。

日時:平成22年10月21日(木)
場所:県立美術館・松江サティ
参加者:5名 

(保育士 橋本由美子)

 

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2010.10.20 デイケア「にじ」院外行事

デイケアにじも開始して2年経ち、利用メンバーも固定し患者・家族・職員間の関係もスムーズに意思疎通が図れるようになり和やかな雰囲気が作れるようになりました。10月20日(水)、今回初めての試みとして、院外に出かけみんなで楽しい時間を共有しようということでプラバホールに出かけることにしました。

 初のお出かけとあって朝から職員も集合して来られた患者さんも心なしかソワソワウキウキ気分!忘れ物はないか何度も確認し準備はOK!患者さんの健康チェックもOK!リフト車・自家用車(患者さん家族がご協力下さいました)に分乗していざ出発!気分良く5分も車に揺られればあっという間に目的地到着。

 パイプオルガンスクールは専任オルガニストの方のオルガン説明からはじまり、荘厳なクラシックな曲からポピュラーなリクエスト曲まで幅広く演奏を聴かせていただきました。生のパイプオルガンの音ももちろんですが舞台や客席の照明にも患者さん等は目をぱちくりでした。後半は舞台に上がり床にマットを敷いて横になり、体全体で音の響きを楽しませていただきました。いつもは目を閉じて寝てしまわれる患者さんも今日ばかりはぱっちりと目を見開いて音を体で受け止めておられる様子。オルガンに合わせて歌を歌うと口をもごもごさせ一緒に歌っているかのような様子もみられました。

 ほんの短い時間でしたが、みんなで院外に出かけて通常のデイケア療育とはまた違った楽しいひとときを過ごせたと思います。なかなか出かけることは難しいですがこの経験を次に生かしていきたいと思います。

(保育士 寺本昌子)

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2010.10.14 「県立美術館~河井寛次郎展~」

秋になって、最高の気候に恵まれ10月14日に坂本啓子さん、6名のかたを対象に、県立美術館に行きました。

 「河井寛次郎展-すべてのもの自分の表現」が開催されており、いろいろな作品を鑑賞しました。陶芸クラブのメンバーも参加されていたのでじっくりと見ておられました。1階を見てから2階の様々な美術作品も見学しました。その後、展望台から宍道湖の景色を眺めました。とても気持ちがよくホッとした一時を過ごし、みなさんの笑顔も多く見られました。ご家族も和やかな表情で会話もはずみ、職員と交流を深める事もできました。社会見学を通して、普段とは違う環境の中で、とても楽しい時間を過ごす事ができました。また、「来年も社会見学に行きたいね」と行き先などの話もしました。

                          (児童指導員 直江みゆき)

 

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2010.10.07 「キャスパル」に行ってきました

10月7日(木)、松江市内にあるショッピングセンター「キャスパル」に行きました。天候にも恵まれ、
移動中は車窓からの景色を楽しむことも出来ました。

ストレッチャーやリクライニング式車椅子に呼吸器と吸引器、酸素等を搭載しての参加となりました。

店に着くと10月ということもあり店内はハロウインの飾りでいっぱい。皆さん思い思いに買い物を
楽しまれました。洋服や膝かけ、お花や植物の種、CD、ヘアアクセサリー、ウオールポケット、
布、等たくさんの買い物をされ、みなさん満足そうな表情でした。

この日のために呼吸器に人工鼻をつけて練習したり、事前の呼吸器の準備を万全にして頂
いたおかげで皆笑顔で参加することが出来ました。

日時:H22.10.7(木)13:00~15:50
場所:ショッピングセンター「キャスパル」
参加者:4名

(保育士 高橋朋子)

 

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2010.10.03  1階・2階・3階合同文化祭"きらめき祭2010"

10月3日(日)「“きらめき祭2010” ~みんなの気持ちをひとつにつなごう~」を開催しました。実行委員長は1階病棟の沖野徳行さんで、実施までに数回にわたり、各階の実行委員が集まり話し合いを行いました。

午前は体育館で矢野副院長のオープニング挨拶、重症児・筋ジス患者さんによる「風になりたい」の歌や楽器演奏があり会場が盛り上がりました。その後、訓練センターで模擬店があり、重症児(者)病棟家族会・筋ジス家族会などのみなさんによる「ちらし寿司」「焼きそば・カレーライス」「コーヒー」「赤天・フランクフルト」「たこ焼き」「綿菓子」の出店があり、一時、食券売り場に長蛇の列ができましたが大盛況でした。イースト記念美術館では作品展示・即売があり、たくさんの参加者、来場者の方々にすばらしい作品を見学していただきました。デイケアプレイホールではTシャツの展示・即売や、今年は体験コーナーを設けました。

午後からは、松江を中心に活躍しておられるシンガーソングライターの六子さんに来て頂き、体育館において「六子LIVE」を行いました。病棟で作ったコスモスの花を持参して曲に合わせて振ったり、「絆」の曲の中に「エッサッサー」の掛け声に合わせてコスモスの花を上げて会場が盛り上がりました。六子さんのすばらしい歌声は30分間という短い時間でしたが楽しめることができ、音楽を通して会場のみなさんの気持ちが一つにつながったように思いました。

最後になりましたが、今年もたくさんのご家族の参加、ボランティアのご協力により文化祭を大盛況に実施する事ができました。有り難うございました。 

 

(主任保育士 谷口和子)

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2010.09.16 パイプオルガンによる音楽鑑賞を楽しんできました。

9月に入ってからも残暑厳しい日が続く中、朝晩少しずつ涼しくなり秋の気配を感じはじめた9月16日、5名野方を対象に、松江総合センター「プラバホール」でパイプオルガンによる音楽鑑賞を楽しんできました。大ホールで、オルガニストさんがみんなの様子を見ながら、誰もが知っている童謡を中心にパイプオルガンを一時間余り演奏して下さいました。ステージで車いす上や床に寝転がって、天井からふってくる音や床から響く音を体全体で感じてみました。また、事前にリクエストしていた曲をみんなで一緒に歌うことも出来ました。ご家族の歌声を聴いて手・足を動かして喜ぶ人、知っている曲を一緒に口ずさむ人、おだやかな表情で聴き入っている人など、参加した皆さんの様子は様々でした。病棟とは全く違う雰囲気の中で、音楽を通して気分転換を図って頂けたのではないかと思います。

                             (保育士 渡部みどり)

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2010.09.11 島根県筋ジストロフィー在宅キャンプin神戸

昭和50年から始まった「島根県筋ジス在宅キャンプ」は、今年36回目を迎えました。今年度は「神戸」を会場に、ディナークルーズなどのレクリエーションを取り入れ、また今年も、国立精神・神経医療研究センター病院名誉院長 埜中征哉先生をお招きし、進行性筋ジストロフィー治療の最新情報についてのご講演を頂くなど、有意義なキャンプとなりました。

初夏から続く猛暑は3か月続き、9月11日(土)~12日(日)の両日も蒸し暑い日となりました。在宅患者さん16名を含む総勢48名は、松江市交通局のリフト付大型観光バスに乗り込み、11日の12時に訓練センターを出発しました。このバスは、昨年12月登録の新車で、乗り心地も良く、乗り降りも大変楽で、約4時間の行程も快適に過ごせました。一行は宿である「パールシティー神戸」に到着し、東京からお招きした埜中先生と合流しました。ディナークルーズ出発までの2時間、埜中先生、下山リハビリテーション科医長、齋田小児科医長など医療スタッフによる「医療相談」を行い、病気の進行による不安やリハビリの相談などをお受けしました。

今回のメインのレクリエーション「ルミナス神戸 “ディナークルーズ”」は19時に出航しました。ステーキバイキングを楽しみながらのクルージングは、日常を忘れさせるような2時間で、大阪湾、明石海峡などを巡り、神戸の夜景を存分に楽しむことができました。

翌12日は、午前9時より「筋ジストロフィー治療研究の進歩」と題し埜中先生よりご講演を頂きました。治験間近のデュシェンヌ型を中心とした遺伝子治療を分かりやすく解説いただき、参加者の皆さんには大きく希望の光が見えた講演会となりました。講演会の後は、ハーバーランドへ移動し昼食とショッピングを楽しみ、松江へ帰ってきたのは、夕暮れも迫る頃。みなさん口々に楽しかった思い出を交わしながら帰宅されました。

遺伝子治療の開始が間近となり、筋ジストロフィー医療の拠点としてますます重要性を増す国立病院機構の各施設。当院においても、山陰のみならず中国地方の拠点として、医療や相談支援の体制強化の重要性を実感した2日間でした。

 

(療育指導室長 吉岡恭一)

 

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2010.09.09 島根ワイナリー・歴史博物館に一畑電車で行ってきました

心配していた台風も去り、一畑電車で島根ワイナリー・島根古代出雲歴史博物館に行きました。

先ずは、映画「RAILWAYS」の舞台となった一畑電車に乗り川跡駅まで行きました。途中、
口ではスイッチバックにより先頭と最後尾が入れ替わり、最後尾に乗っていた私たちは正に
“電車でGO”状態。運転席の窓から見える景色を楽しみました。

 次に島根ワイナリーでは楽しみにしていた昼食です。目の前に出されたごちそうを
みんな美味しく頂きました。

 最後は出雲歴博にて「古代出雲」を展示物より感じる事が出来ました。

日時:平成22年9月9日(木)
場所:島根ワイナリー・島根県立古代出雲歴史博物館
参加者:4名

(保育士 高橋朋子)

 

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2010.09.02 サティでお買い物をしてきました

9月2日(木)9月とはいえ、暑い暑い昼下がり、6名の方を対象にお買い物にサティへ行きました。みんなお買い物を楽しみにしておられ、お買い物リストを持って各売り場へ向かいました。

 この度の外出は買う物を行く前に決めていましたが、サティに着くと広いし、種類もたくさんあって選ぶのに

ひと苦労でした。中には DVDプレーヤー、DVDの「ルーキーズ」を買い、さっそく帰ってから喜んで見ておられました。あっという間に1時間半のお買い物ツアーも時間がたち終わってしまいました。今回は時間がなかったけれど次回はティタイムがあったらいいね?

 

(保育士)

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2010.08.05 「広瀬絣センター」に行ってきました

夏の太陽がじりじりと照りつける暑い日、広瀬絣センターに藍染め体験に行きました。

 40cm四方のハンカチに思い思いの模様を思い浮かべながら輪ゴムで縛り、
藍で染めていきます。藍の瓶は4つあり、薄い色から順につけていき、色の深みを
出していきます。親子でハンカチを輪ゴムで縛り、藍染めはお母さん達に
お願いしました。染め上がったものはどれも違った味のある作品が出来ました。

 遠方のため、現地にいる時間が少し短く残念でしたが、親子で楽しいひとと
きをすごすことができました。 

日  時:平成22年8月5日(木)
場  所:広瀬絣センター
参 加 者:3名

(保育士 高橋朋子)

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2010.07.26 七夕会

7月6日(火)3階病棟七夕会をデイルームで行いました。最初に始まりの挨拶からスタートし、コンサートを行いました。来ていただいたのは「ジョイフル ジョイフル」の4人の方です。うた、キーボード、バイオリンの音色を聞かせていただきました。うたを歌われた方は午前はチャペルで、午後はこの七夕会で、とてもすばらしい歌声を聞かせていただくことが出来ました。キーボードの方は昨年のクリスマス会の時に来ていただいた方ともう1名の方でした。バイオリンの音色を聞くのは初めてでしたが、会場を左右に動いたり、患者さんの側まで行って弾いていただき、とてもすてきな音楽を楽しむ事が出来ました。続いて、患者さんの願い事を読みながら、星に願いを託しましたところに現れたのが、ひこ星(なお星)と織り姫(有姫)が天の川で1年に1回の再会を行い、拍手喝采 大いに会場が盛り上がりました。最後に全員で七夕のうたを歌い無事終える事が出来ました。

(主任保育士 谷口和子)

 

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2010.07.25 遺伝子・再生医療に向けて~筋ジストロフィー 遺伝子治療 ~

原因も治療法も分からない時代からすると飛躍的に進歩を遂げている筋ジストロフィーの研究。今大きく注目を集めている「遺伝子治療研究」の中でも、特に筋ジストロフィーの治療に新しい道を開いたと注目されている研究の成果が、昨年12月に鳥取大学から発表されました。地元山陰からの、それも世界が注目する研究なので直接お話を聞きたい、という気運がご家族や医療関係者から高まり、7月25日(日)この研究の代表者である鳥取大学大学院医学系研究科の押村光雄教授をお招きした講演会が実現しました。

この講演会は、日本筋ジストロフィー協会中国地方本部・島根県支部が主催し、松江医療センターが協力。会場の小児デイケア棟には中国五県から約70名(入院・在宅の患者さん15名を含む)の参加者が集まりました。当院の齋田泰子小児科医長が司会を務め、冒頭、座長を務めていただく鳥取大学医学部脳神経小児科大野耕策教授より押村教授の紹介がありました。「ヒト人工染色体を用いた遺伝子・再生医療に向けて」~筋ジストロフィー遺伝子治療 ~と題された押村教授の講演では、人工多能性細胞(iPS細胞)の研究で有名な京都大学の山中伸弥教授との共同研究で独自の技術を開発し、デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の原因遺伝子の完全な修復に成功した成果が説明されました。この研究成果には、イタリア、アメリカ、カナダなど世界6カ国、10の研究所から共同研究の依頼があり、実際研究が始まっている事が伝えられました。参加者はこの講演に熱心に耳を傾け、また活発な質疑が交わされました。臨床面の質問については大野教授より解説が加えられ、実験室と臨床現場を繋げる役割をしていただきました。最後に押村教授からは、「こうやって皆さんの病気について、世界中の多くの学者が一生懸命研究に取り組んでいます。私たちも頑張りますので皆さんも希望をもって頑張ってください」との言葉で締めくくられ、自慢のカンツォーネまでご披露いただきました。また、参加者全員に、押村先生のオリジナルキャラクター「オッシーくん」(写真)もいただきました。

今後、治験などの段階を経て実用化まではおよそ5~10年かかる見込みのこの治療法。患者さんには、リハビリやスポーツ、学習など今できる事を、意欲をもって取り組んでいただけるよう、我々スタッフも支援していきたいと思います。

*  研究の解説は、以下のURLを参照してください。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20091209/index.html

(療育指導室長 吉岡恭一)

 

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2010.07.24 療育研修会(水泳指導)が開催されました

7月24日(土)~7月25日(日)の両日、当院のプールを利用して「平成22年度中国地区筋ジストロフィー患児と家族のための療育研修会(水泳指導)」(日本筋ジストロフィー協会中国地方本部主催)が開催されました。

昨年は病棟移転のため開催中止を余儀なくされましたが、今年は岡山、広島、山口から4家族(患児5名)家族、役員、スタッフを合わせ35名が参加。2年ぶりに懐かしい顔も揃い、賑やかに始まりました。

 開会式後、健康チェックを経て親子、スタッフとともに、ハロウイック水泳法による水泳指導を行いました。ハロウイック水泳法はマンツーマンでゲームプログラムを中心に楽しむことを重視します。子ども達は過去の水泳指導にも参加したことがあり、水を怖がることもなく楽しく活動しました。1日目は、基本プログラムを中心に指導を行いました。

 夕食は参加者全員で焼き肉、おにぎり、そうめんを準備し、子ども達も進んで協力してくれました。夜にはビンゴゲームや花火大会で盛り上がり、親子、スタッフともにとても楽しいひとときを過ごすことができました。

 2日目も水泳指導を行い、できる限り子ども達が自分一人で泳いだり潜ったりできるように活動しました。短時間のうちに上達し、補助なしで水中を動き回っている子ども達を見て、ぜひ自信を持ってそれぞれの地域で活躍してほしいと思いました。

(水泳指導員 小笠原 美幸)

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2010.07.22 宍道湖遊覧~白鳥号~

7月22日(木)宍道湖遊覧に出かけました。

当日は晴天で日差しがきついほど照らしていましたが、白鳥号に乗ると風を感じながらクルージングを楽しむことができました。

宍道湖に入ると波が高くなってきたので船内へ移動。船内は冷房もきいていて涼しく、患者さんも横になってリラックスして宍道湖遊覧を満喫することができました。いつもとは違った景観を眺めながら、ご家族とゆっくり過ごすことができたように思います。 

日時:平成22年7月22日(木)

場所:宍道湖遊覧

参加者:4名 

(児童指導員 下茶谷晃)

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2010.07.13 カラコロ工房に行きました

7月13日(火)、4名の方を対象にカラコロ工房へ行き、アクセサリー作りをしました。梅雨で大雨を心配していましたが、皆さんの願いが通じて、小雨になり福祉タクシーの乗り降りもスムーズでした。

はじめに、カラコロ工房の「旧日銀松江支店」の建物に入り、歴史ある美しき空間の中で写真を撮りました。次に、アクセサリー作りの説明をみんなで聞いて、ビーズ選びをして様々なイメージを持ち開始♪♪あじさいなどのイメージのすてきな作品が完成!!

社会見学に出かけて、なごやかな雰囲気の中でアクセサリー作りや散策をして、楽しい半日を過ごし色々な表情や笑顔を見ることができて大変よかったと思います。

                           (児童指導員 直江みゆき)

 

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2010.06.24 患者さんの活動が放送されました

去る6月23日のNHK「おはよう日本(中国地方版)」と、24日のNHK松江放送局「しまねっとNEWS610」で、当院の筋ジストロフィー患者さんの活動が放映されました。

23日の「おはよう日本(中国地方版)」は、西坂久己さんを中心としたTシャツなどのデザイン製作グループ「デザインクローゼット」の、起業(就労)という視点からのレポートでした。メンバー一人ひとりの練りに練ったアイデアと努力で1つの作品を完成する満足感、そしてそれを就労に繋げていこうという試みの希望と夢が伝えられ、放映以降、連日多くの市民の皆様の面会や励ましの電話をいただくなど、大きな反響がありました。

24日の放送では、島根県唯一の電動車椅子サッカーチーム「松江COMBIG(コンビッグ)」の活動が紹介されました。メンバーは13歳から22歳の患者さん10名(8名の入院患者さんと2名の在宅患者さんで構成)で、梶山智成キャプテンを中心に松江医療センターの体育館で練習する風景が生き生きと描かれていました。今ボランティアスタッフや地域のサポーターを巻き込んで交流の輪が熱く広がっています。時はまさに「2010FIFAワールドカップ」で盛り上がっている最中。アナウンサーは「サッカーはワールドカップだけではありません!」と締めくくっています。

これからも、地道にそして時には熱い、自立と地域に広がる彼らの活動を支援していこうと思います。

(療育指導室長 吉岡恭一)

 

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デザインクローゼット代表 西坂久己さん(2階病棟)からのメッセージ

Tシャツ製作グループ「デザインクローゼット」の活動がNHKに取り上げられ中国地方で放送されました。

メンバーの地道な努力が世間に知られることで少し報われた気がして素直に喜んでいます。これも僕たちの取り組む姿勢に共感して支援してくださる病院関係者や家族やまわりのみなさんのおかげです。ありがとうございました。

ですが、TVに出ることが目標ではないので(笑) これからも少しでも賃金を稼ぐ体制を作れるように後輩たちにも檄を飛ばしてがんばります。

一層のご支援、ご声援をよろしくお願いします。

 

 

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2010.06.23 松江サティへいってきました

平成22年6月23日(水)は待ちに待った社会見学の日。「何を買い物しようかな」と出かける日を楽しみに待っておられました。当日は、ご家族と職員と松江サティへ。皆さんお目当ての品がある書籍、小物売り場等を目指して活動開始。患者さんもとても生き生きした表情で楽しんでおられました。たくさん買い物され満足そうな方、又「あっという間だったよ。もっと見たかったなー」ともう少し時間があったらなあいいなと感じられた方など色々でしたが、皆さん「楽しかった」「よかったよ」と感想を頂きました。

 

日時:平成22年6月23日(水)

場所:松江サティ

参加者:3名

 

(保育士 橋本由美子)

 

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2010.06.17 県立美術館に行きました

 梅雨の合間、よい天気に恵まれ6月17日に、5名の方を対象に県立美術館に出かけてきました。

 ベルギー近代美術の殿堂“アントワープ王立美術館”コレクション展が開催されており、39作家70点の出品作品の多くが日本初公開!!またとないこの機会に鑑賞してきました。

静かな館内の中、皆さん穏やかにじっくりと鑑賞を楽しまれ、その後は、美術館の外に出て、宍道湖からの風を心地よく感じながら、湖畔の景色を眺めました。また、2階の展示室も見学し、フロアーで患者さん、ご家族、職員が日頃の様子などを話し交流を持ちました。様々な美術作品を間近で鑑賞し、目の保養もでき、心も癒やされた社会見学となりました。

(保育士 渡部みどり)

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2010.06.16 県立美術館・松江サティにいってきました

平成22年6月16日(水)に県立美術館と松江サティの一日コースへ出かけました。参加された患者さんは2名。当日は心配されていた雨もやみ、まずまずの天気になりました。そして、いざ出発。県立美術館に到着すると、すぐにお目当てのコレクション展へ。この日はベルギー近代美術の殿堂アントワープ王立美術館コレクション展でした。皆さん、ゆっくりと一つ一つの作品を鑑賞しておられました。また、美術館の展望テラスにも出てみられ、心地よい風と目の前に広がる宍道湖の景色を楽しまれました。その後、美術館内にあるリストランテ ベッキオロッソで食事(イタリア料理)を楽しまれ、あっという間に時間が過ぎて行きました。次はいよいよ松江サティでのお買い物です。ご家族、職員と一緒に楽しい会話をしながら思い思いの品をみてまわられました。広いサティ店内も皆さん元気に活動され、体調など崩される方もおられず無事帰ってきました。

 

日時:平成22年6月16日(水)

場所:県立美術館・松江サティ

参加者:2名

(保育士 橋本由美子)

 

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2010.06.06 ふれあいの日

6月6日(日)昼2時から2階、3階病棟デイルームで重症児・者病棟の恒例の行事「ふれあいの日」がありました

3階病棟ではオープニングで家族の出し物がありました。「幼ななじみ」の曲に合わせて小さい頃からおじいさん、おばあさんになるまで家族の方が仮装してパフォーマンスされました。誰かわからない人、化粧をばっちりした人、家族の方の大熱演に会場は皆さん大笑い!!

そして第一部 舞台は変わり「エリザベトフレンズ松江」の皆さんによるフルート、オーボエ、ボーカル、電子ピアノのコンサートに移りました。ドレスアップされた皆さんのすてきな音色や歌声にしばしうっとり・・・そして第2部は「のだめカンタービレ」・・・のだめとちあき先輩のラブストーリー?A先輩が指揮するオーケストラに家族と一緒に作った「ペーパー楽器」なるものを振り最後は「第九」で賑やかに終わりました。

2階では開会に先立ち、デイルームに出られない方のために、「エリザベトフレンズ松江」の皆さんが2~3人に分かれてそれぞれの部屋で演奏してくださいました。

 会は家族会の出し物から始まり「ふれあいタイム」ではA氏(?)のリードによるリズム遊びと、スカーフ・風船を使った遊びなどで楽しみ、その後にコンサートが行われました。演奏の方々が会場内を回って患者さんの横で音を聴かせてくださる場面もあり、皆さんとても良い表情で聴いておられました。最後に2階・3階のみんなを代表してB君から花束が贈られました。家族会のパワーに圧倒され、触れ合って楽しみ、コンサートではうっとり・・・盛り沢山の楽しい一時を過ごしました。家族会の皆さん楽しい出し物と大勢のご参加ありがとうございました。

 

(保育士 湯浅恵子)

 

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2010.06.01 カラコロ工房に行きました

6月1日(火)晴天に恵まれ、5名の方を対象に、カラコロ工房へ行きました。はじめに、広場にある「願いの泉」の前でみんなとハイポーズ!!アクセサリー作り会場へ行き説明を聞いた後ビーズ選びを行い開始♪♪みんな集中して取り組みすてきなアクセサリーが完成♪♪どんなイメージで作られたのか発表しながらお互いの作品を見ました。楽しい時間を過ごしてから、最後に

「願いの泉」の前に集まり、みんなで健康を願いました!!

社会見学に出かけて笑顔や穏やかな表情を見ることができて、とてもよかったと思います。                 (児童指導員 直江みゆき)    

 

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2010.05.30 熱い思いをのせた交流試合

「第2回松江コンビック対岡山ヴィゴーレの交流会」が5月30日に開催されました。今回の交流会の目標は、「勝利」です。開催に至るまでには、紆余曲折様々な問題やトラブルがありましたが、選手自身が全て企画・会場調整・保護者への連絡などを行い、交流会までこぎつけることができました。

さて、交流会当日ですが、日頃から選手とかかわりを持っている職員や保護者などたくさんのサポーターが集結!!熱気溢れる会となりました。先制点は、岡山ヴィゴーレで、駆けつけた松江コンビックのサポーターからはため息が漏れました。前半戦を終え目標の「一勝」への黄色信号がともり始めていました。しかし、選手の勝利への熱い思いは消え去ってはいなかったのです。後半が始まり少しして、サポーターの前を颯爽と走り過ぎていくコンビックの黄色のユニフォームがありました。その直後、コンビックのユニフォームを着た選手とボールがゴール角に吸い込まれた。今回の我がチームの初得点です。あっという間の得点劇でした。怒涛のような拍手と共にサポーターのボルテージは最高潮に達しました。俄然盛り上がってきたサポーターの後押しをうけその後も得点を重ねました。結果として、3対2で負けてしまい目標とした「勝利」はなりませんでしたが、大いに日頃の練習の成果が出た試合となりました。また、その後両チーム混合での試合をしましたが、そこでも、コンビックメンバーの得点がいくつもうまれ、選手それぞれが大いに交流会を楽しむことができました。

今回の交流会では、同じように障害を持った選手同士、互いにいい刺激にもなりましたし、松江コンビックにとっては今後に繋がるすばらしい交流会になったと思います。最後に彼らが行っている車椅子サッカーを広く理解していただきたいということで、7月18日に松江医療センターの体育館で車椅子サッカーの体験会を計画していますので、ご都合がつく方は参加していただけるとうれしいです。

                   (児童指導員 有吉博史)

 

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2010.05.20 「安来節演芸館」へ行きました

前日までの雨も上がり曇り空のなか、5月20日(木)3階病棟の5名の患者さん、家族、職員と安来節演芸館に出かけて来ました。到着するとリフト車の側までどじょうすくいの衣装を着た職員の出迎えがありびっくりしましたが、歓迎してもらいとても嬉しくなりました。

安来節演芸場に入ってからは銭太鼓、うた、踊り、どじょうすくい等があり、患者さん2名はどじょうすくいの貴重な体験を舞台で名人に習いながら行いました。そして、観衆の皆さんと一緒に楽しむことができたのではないでしょうか。

昼食は隣の「どじょう亭」でどじょうの稚魚の入った「安来どじょう丼」を頼まれておられました。あとは安来節演芸場でお買い物や散策などを行い、楽しい一日行事を終えることが出来ました。

(主任保育士 谷口和子)

 

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2009.05.14 院内散歩をしました 1(1階病棟社会見学)

今日は、ベッド離床が難しい患者さんと院内散歩を楽しみました。午前中は雲が厚く多い時折、雨が降ったようですが、午後からは患者さんの願いも通じたのか、きれいに晴れ間が広がりました。

 院内限定の散歩ではありましたが、病院玄関のきれいなツツジや手入れの行き届いた鉢植えの観葉植物を楽しまれ、久しぶりの外の空気も感じることができ、とても満足していただきました。

 今後もなかなかベッドから離床できない方にも、外の空気に触れる機会が増えるように患者さんと相談しながら取り組みたいと思います。 

行き先 松江医療センター敷地内

日 時 平成22年5月14日15時~15時30分

参加者 1名

(児童指導員 市河裕智)

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2010.05.13 プラバホールでの音楽鑑賞

2階病棟としては、今年度初めての社会見学に行ってきました。当日は、天候もよく社会見学には最高の日でした。

プラバホール内に入り、パイプオルガンの迫力ある演奏が始まりました。初めは、車椅子に乗ったままで、後半からはステージの上にあがり、横になって床から響いてくる音も感じながら演奏を聴きました。クラシックから「きらきら星」「散歩」など、色々なジャンルの曲を演奏していただきました。患者さんの笑顔や笑い声、気持ちよさそうにうとうととする場面もあり、心地よい一時を過ごすことが出来たように思います。

日時:平成22年5月13日 13時~15時30分
場所:「プラバホール」
参加者:4名

(児童指導員 下茶谷晃)

 

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2010.05.11 ショッピングを楽しみました

5月11日(火)に、5名の方を対象に、松江サティに行きました。「日本庭園 由志園」を予定していましたが、朝から小雨が降っており、松江サティに変更になりました。この日は、サティ恒例の“火曜得々市”。混雑が予想されましたが、程良いお客さんの入りで、ゆったりと過ごすことが出来ました。2グループに分かれ、3階のキッズコーナー・文具を中心に回り、ぬいぐるみ、ハンカチ、絵本などを購入されていました。フードコートで、病棟の職員にバッタリと会い、一緒にお話をして大いに盛り上がりました。病棟から離れ、全く違う雰囲気の中で、ショッピングを通して、患者さん、御家族、職員と交流を図ることが出来た一時でした。 

                           保育士 渡部みどり

 

 

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2010.04.27 まがたまの里でペンダントを作りました

4月27日(火)、あいにくの空模様の中!3階病棟の5名の患者さんは「まがたまの里伝承館」へ体験実習に行きました。目的は「まがたま作り」、着くとさっそく石をゴシゴシと磨いてまがたまの形にしました。みんな初心者と思われないほどお上手でした?中には本職に負けない人もおられて、修了証書を全員もらいました。みんなすてきなペンダントの出来上がりに大満足? さっそく作ったペンダントを首にかけて「はい、チーズ」!ティータイムをしてから「おろち」の壁面の前で写真撮影をしました。店をぶらっとしたらあっという間に帰る時間になりました!久しぶりの外出に車の中でちょっと緊張していた人も現地に着いたらにこにこの笑顔に・・・やっぱり外に出るっていいね!!

(保育士 湯浅恵子)  H22.04.27  まがたまの里.jpg

2010.04.23 「しまね花の郷」へ行きました(1階病棟社会見学)

各階病棟のトップを切って平成22年度最初の社会見学へ、1階病棟の患者さんたちと出かけてきました。前日までは、雨や曇りの日が続き参加者の皆さんからも心配する声が聞かれましたが、当日は雲の合間から時折、お日様が覗くまずまずの天気となりました。

 さて、花の郷では様々な花を鑑賞し、外の空気を吸いながらのんびり散歩を満喫しました。しかし、あと一日遅く社会見学を企画していれば、「牡丹祭り」というイベントを見ることができたようで残念でした。

もう一つ参加者の皆さんが楽しみにされていたのが、食事です。レストランでいろいろなメニューを眺めながら、病棟では味わうことの出来ないものを注文され、追加でデザートを楽しまれた方もいらっしゃいました。 

行き先 「しまね花の郷」
日 時 平成22年4月23日 10時~15時30分
参加者 4名 

(児童指導員 市河裕智 )

 

 

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2010.03.04 心に"ぽっ"と花が咲いた「ひなまつり会」

3月4日(木)に、2階・3階の重症心身障害児(者)病棟でひなまつり会を行いました。

今回のテーマは「花」。内容はミニスヌーズレン体験とボランティアの佐賀様によるカリンバ演奏です。

 初めに、スヌーズレンクラブの女性メンバーからスヌーズレンについての紹介がありました。「スヌーズレン」とはオランダ語で「スニッフレン」(くんくん匂いを嗅ぐ)「ドゥーズレン」(うとうとする)というふたつの言葉から作られた造語です。リラックスできる空間で自分自身の選択で時間を自由に楽しんだり、参加者と共に楽しみながら活動するものです。普段は暗い部屋で、様々な光・α波の出る音楽・匂いを楽しんでいますが、今回はうす暗い部屋で「春の訪れを」をイメージし、音楽は鳥のさえずり~赤いスイトピーのピアノ曲、光はミラーボール・イルミネーション・音楽に合わせて変化する映像等でスヌーズレンの雰囲気を感じてもらいました。

 次に、春に咲く花々をモチーフにした愛の歌「HANA」を藤城清治さんの影絵のアニメーションと共に楽しみました。

 最後は今回のメイン、カリンバの演奏です。カリンバとはアフリカ生まれの鍵盤打楽器で、親指で弾いて演奏する楽器です。オルゴールの原型とも言われているカリンバの音色に皆うっとり、「春の小川」や「うれしいひなまつり」などよく知っている曲もカリンバで演奏すると別の曲に聞こえてしまうような不思議な感じでした。カリンバに合わせて歌ったり、ツリーチャイムを一緒に演奏したり、会場が掌の中から生まれ・流れるメロディーに温かく包まれ、癒されたひと時でした。

 病棟移転後、重症心身障害児(者)病棟が2階と3階に分かれ、楽器の移送等少し大変でしたが、皆の笑顔が見られ安心しました。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました

(保育士 高橋朋子)

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2010.02.04 2・3階病棟で「節分会」をしました!

2月4日(木)の保護者面会日に、2階病棟は14時30分から、3階病棟は15時から「節分会」を行いました。2階病棟ではデイルームに重症児さんの22人と筋ジス患者さんお2人が参加され始まりました。はじめに年男のお二人の紹介、続いて療育指導室スタッフによる日本昔話の「大工と鬼六」の名演技?の劇が終わると恐い赤鬼、青鬼、黒鬼が登場!!療育の中で一人一個作った豆を鬼に向かって投げました。病気の鬼や眠い鬼など一人一人願いをこめて鬼に向かって「えーい!」うまく命中したかしら?! やがて鬼は「ごめんなさい」と降参して仲良しになり、一緒に「豆まき」「春よこい」「たんぽぽ」を歌いました。2階病棟の鬼は弱かったのかすぐ降参しました。学校生の3人の方も先生と一緒に参加してもらい賑やかに終えました。その後個室の患者さんには、鬼が直接お部屋に行って邪気を追い払いました。

さて次は3階病棟の豆まきです。みんなデイルームに集合・・・まず年男、年女の四人の方の紹介で始まりました。同じ内容で行いましたが患者さんの人数が53人と多く3階の鬼はハッスルしてなかなか退治できませんでした。大乱闘の末やっと鬼も降参して・・・みんな仲良しになり一緒に歌を歌いました。めでたしめでたし・・・?これで福が訪れることでしょう。今年も元気で過ごせそうですね!!。

(保育士 湯浅恵子)

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2010.01.21 平成22年 松江医療センター 成人・還暦式 

去る、1月21日(木)の午後から3階病棟に於いて、「成人・還暦式」を開催しました。

今年は新病棟移転に伴い、病棟が再編成された事もあり、1階病棟から3階病棟を合同での式典となりました。各階病棟の患者様の代表者や各家族会の代表者、そして病院幹部の方々をはじめ、各病棟職員が集まりました。

式は吉岡療育指導室長から4名の対象者(成人者は1名、還暦者は3名)の紹介があり、先ずは、徳島院長の式辞で「これまで各病棟で行ってきた式を、今年は新病棟が完成して一堂に会して行う式典にしました。障害の種別に関わらず、幾多の病気や障害を乗り越えて今日の日を迎えられた方々です。還暦者の生まれた昭和25年は戦後間もない大変な時期、一方、成人者の生まれた頃は、バブルが崩壊した頃でやはり大変な時期です。様々の困難を乗り越えて今日の日を迎えられたことをみんなでお祝いしましょう。」と式典の主旨が述べられました。

続いて祝辞を、重症心身障害児(者)病棟家族会会長と筋ジストロフィー病棟家族会会長にそれぞれに頂きました。筋ジストロフィー病棟家族会会長からは「還暦者の方は米寿や百歳を目指して過ごしてください。また、成人者の方は自分の取り組んでいる目標をしっかり達成してください。」と励ましの言葉を頂きました。また、重症心身障害児(者)病棟家族会会長からは「患者さんの生活を支えていくには家族と職員のコミュニケーションが大切です。これからも職員の皆さんと協力して患者様を支えていきましょう。」と親と職員の協力の大切さが述べられました。

齋田小児科医長からは「成人の方は自分で考え判断できる大人になってください。困難な時は一人で抱え込まずに仲間と相談しながら乗り越えてください。還暦の方は喜びも悲しみも乗り越えて今日を迎えられました。一つ一つの経験は小さくても、積み重ねることで、心豊かに過ごしてください。」と今後の生活の指針が述べられました。

そして記念品贈呈の後に、成人・還暦者代表答辞を成人者の代表から「まだまだ未熟な自分ですが、これからは大人の自覚を持って、落ち着いて物事を考え、判断していける自分になりたい。そして自分の目標を一つ一つ達成していきたい。」と今後の決意が述べられました。

今回の式典は成人者と還暦者の仲間のみなさんと御家族と病院関係者が一堂に会し、それぞれの思いをメッセージにして伝え合った、心温まる賑やかな式典となりました。ご協力頂いた関係者の皆さん、ありがとうございました。     

(主任児童指導員 中島由博)

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2010.01.21 作品常設展示場「イースト記念美術館」オープン

これまで、筋ジストロフィーや重症心身障害の患者さんが創作・療育活動などで作られてきた作品を、どうすればたくさんの方に観ていただけるか考えていました。そこで、昨年8月の病棟の新築移転を千載一遇のチャンスと考え、旧東3病棟食堂・作業棟部分(約290m2)を中心とした空き施設を利用し、患者さんの作品常設展示場の開設を計画しました。そして、その念願が叶い「イースト記念美術館」が今年1月21日にオープンしました(美術館の名前にある「イースト」は“東病棟”に由来します)。旧東病棟時代から現在の1~3階病棟にいたるまでの作品の数々、これまでは文化祭などでしか見ることができなかった多くの力作を、常にご覧になれるようになりました。筋ジストロフィー病棟の患者さんで構成されたTシャツ会社「デザインクローゼット」のオリジナルTシャツ、コンピューターグラフィックス、七宝焼、手芸、木工品、陶芸、詩、患者さんが書かれた手記、療育紹介、などバラエティーにとんだ約200点の作品を展示する美術館となっています。まだオープンしたばかりで、患者さんの作品を効果的にご紹介できる美術館になっているかは少し不安です。しかし、今後少しずつではあっても、患者さんの作品をたくさんの方に見ていただける、そんな美術館にしていきたいと思います。病棟や管理棟などからは少し離れた場所にありますが、ぜひ一度「イースト記念美術館」に足を運んでみてください。患者さん達の生き生きとした作品の数々は、きっと感動を味わっていただけるものと思います。また、ご覧いただいた方には、ソファーのところにあるノートにご意見を書いて頂ければ幸いです。きっと制作されている方の励みになることと思います。これからもよりすばらしい美術館に成長していけるよう努力したいと思いますので、応援をよろしくお願いします。

(児童指導員 有吉博史)H22.01.21  イースト記念美術館.jpg