療育指導室NEWS 2020

療育指導室NEWS 2021

2・3階病棟 代替院内行事

 院外行事の振替院内行事に体調不良等で参加できなかった方を対象に、2・3階病棟で行事を11月25日に各階で行いました。テーマは「山陰伝統芸能フェスティバル」で、宍道湖の夕日を見たり、 ひょっとこ顔で有名な安来節の踊りを見て、山陰の伝統芸能に触れました。
 今回は、宍道湖湖岸にいるキャスター(療育指導室スタッフ)と中継で繋がっており、宍道湖を背景に嫁ヶ島の紹介や宍道湖七珍を教えてくれました。夕日100選にも選ばれている宍道湖の夕日は、 オレンジ色に染まると、とっても綺麗で、参加された皆さん、職員もうっとりと眺め、ゆったりとした時間を過ごしました。その後、特別に安来から踊り子が来ているということで (衣装を身に着けた療育指導室スタッフです)、男踊り、女踊りに分かれ、安来節の踊りを披露してもらいました。銭太鼓を鳴らしたり、どじょうが出て来たりと、賑やかな雰囲気でした。 安来節の踊りをじっと見つめる方、驚いた表情の方、それぞれに楽しんでいただけたように思います。時には、近づいてきた踊り子から頑なに目をそらす姿に、思わず職員も笑みがこぼれました。 安来節や銭太鼓、きっと馴染みがあった方もおられたのではないかと思います。

(2021/12/21 保育士 大島麻貴、江藤鈴菜)

2・3階病棟 代替院内行事1  2・3階病棟 代替院内行事2

2・3階病棟 代替院内行事3  2・3階病棟 代替院内行事4

成人・還暦式 お祝い会

 11月9、10、11日に、1・2・3病棟各デイルームにて「令和3年度成人・還暦式 お祝い会」を行いました。
 今年度は、1階病棟(筋ジストロフィー)の方1名が還暦、2階病棟3名(うち筋ジストロフィー1名)の方が新成人、3階病棟1名の方が還暦を迎えられました。 コロナウイルス感染拡大も落ち着きを見せ始めた中、十分な感染対策を行い、 各病棟で対象者の方とその御家族、院長をはじめ病院職員が参列し、心を込めて式典を挙行することができました。
 第一部では、御家族や職員に見守られ、少し緊張されている様子も見られましたが、正装して参列されている対象者の皆様から、期待と喜びに満ち溢れている様子が伝わってきました。院長が式辞を述べ、 家族会会長からお祝いの言葉を頂いた後、病院より記念品としてアルバムを事務部長、看護部長より贈呈しました。今年は、答辞を「名前ポエム」に託して、御家族に感謝とこれからの希望、 期待を職員と一緒に述べられ、その後御家族にプレゼントされました。
 第二部のお祝い会では、主治医、看護師や御家族からお祝いのメッセージ頂きました。御家族の方々の20年、60年の思いの伝わる言葉に、会場が感動し、また、温かい雰囲気に包まれました。 そして、療育指導室からの贈り物として、「思い出のアルバム(スライドショー)」の視聴と歌のプレゼントを行いました。スライドショーでは、20年間、60年間の生い立ちを振り返ることができ、 参列した職員も、対象者の方や御家族の知らない一面を知ることのできる良い機会となりました。そして最後に、愛を込めて療育指導室スタッフ一同が、新成人の方には、「♪風が吹いている」を、 還暦の方には、「♪愛燦燦」を歌わせていただきました。 成人、還暦は、人生の大切な節目です。今回の「成人・還暦式 お祝い会」が、対象者の皆様にとって特別な思い出となり、新たなスタートになれば幸いです。
 新成人、還暦を迎えられたみなさん、おめでとうございました。

(2021/12/21 主任保育士 渡部みどり)

成人・還暦式 お祝い会1   成人・還暦式 お祝い会2

成人・還暦式 お祝い会3

成人・還暦式 お祝い会4   成人・還暦式 お祝い会5

成人・還暦式 お祝い会6

3階病棟行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう~」

 院外行事振替院内行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう」Part1を10月12日に、Part2を10月19日に行いました。
 今回も、出雲空港を出発、時空を超えて3分でブレーメン空港に到着しました。
 ドイツの北部に位置するブレーメンは、グリム兄弟によって収集された民話から生まれた「グリム童話」、誰もが一度は耳にしたことのある物語『ブレーメンの音楽隊』で有名な所でもあります。 『ブレーメンの音楽隊』は、ろば・いぬ・ねこ・にわとりが音楽隊に雇ってもらおうとブレーメンを目指し、旅の途中の小屋で泥棒がごちそうを食べているのを見つけ、4匹は知恵や技で泥棒を追い出し、 その小屋で暮らすことにするお話です。
 このお話を参加された皆さんに、それぞれ動物に扮してもらい、好きな打楽器を選び、歌に合わせて奏でてもらい、コミカルに演じてもらいました。Part1の皆さんには、一致団結して泥棒を追い出した後には、 冷たくて甘~いスウィ―ツを食していただきました。また、Part2では、ハロウィンの仮装を身に着け、楽しんだ後、泥棒達を驚かし追い出しました!みなさんの仮装とっても似合っていました。 ちなみに、今回の泥棒達はブレーメンへ行ったにもかかわらず、純和風な格好をした泥棒達でした。
 参加された皆さんに笑顔が見られ、楽しい思い出ができたのではないかと思います。

(2021/12/21 主任保育士 渡部みどり 保育士 大島麻貴)

3階病棟行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう~」1    3階病棟行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう~」2

3階病棟行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう~」3    3階病棟行事「ワールドツアー ~ブレーメンへ行こう~」4

2階病棟 院外行事振替行事
出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~

 10月1日金曜日、『出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~』と題し、「かんべの里」から語り部のボランティアの方々にお越しいただき、振替行事を行いました。 会場の療育訓練室に到着して、まず目に飛び込んでくるのは、大きな囲炉裏です。かんべの里の「語りの部屋」の雰囲気を感じてもらうべく、囲炉裏を再現しました。
 今回は、かんべの里へ行った気分を味わっていただこうと、保育士が超能力を使って、かんべの里へ瞬間移動をすることに・・・!皆さんに協力してもらい「ふるさと!里いも!かんべの里!」と呪文を唱えてもらい、 あっという間にかんべの里へ到着しました。自然いっぱいの景色や、かんべの里の館内を紹介した後は、「耳なし芳一」のシアターを鑑賞していただきました。「耳なし芳一」の鑑賞を終え、もう一度呪文を唱えると、 今度は、保育士が語り部さんと共に療育訓練室に戻ってきました。
 ここからは、語り部さんにバトンタッチして、「三枚のお札」「屁こき嫁」「太鼓になった狐」「コブ取り爺さん」の4編を披露していただきました。 語り部さんの優しく温かい語りに、皆さん引き込まれ、時に笑い、時に切なく、お話の世界をたっぷり堪能されました。最後は、語り部の方々へ、お礼の花束とメッセージをお渡しして、囲炉裏を囲んで記念撮影をしました。 コロナ禍を乗り越えたら、皆さんと一緒に実際にかんべの里で、お話を楽しみたいなと思いました。

(2021/12/21 保育士 江藤鈴菜)

2階病棟 院外行事振替行事 出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~1    2階病棟 院外行事振替行事 出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~2

2階病棟 院外行事振替行事 出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~3    2階病棟 院外行事振替行事 出張なんでも語り部団~from「かんべの里」~4

1階病棟「出張!!かんべの里がやってきた」(院外行事振替院内行事)

 島根県にながく住んでいても、きちんと聞く機会の少ない地元の昔話や民話。それを生で聞けるという企画「出張!!かんべの里がやってきた」に、5名の利用者さんが9月15日、参加しました。 場所は当院の療育訓練室。松江市大庭町にある「出雲かんべの里」の、“とんと昔のお話会”のメンバーお二人に来院いただき、お話を聞かせていただきました。 演目は、松江市美保関町に伝わる「えびす様とにわとり」や「飴を買う女(水飴幽霊:松江市中原町の大雄寺伝)」など4話と、「八岐大蛇」の影絵です。どのお話も、やさしく温かく時には迫力のある語り口に、 いつの間にかどんどん引き込まれてしまいます。あっという間の約40分間。ほっこりした時間を過ごさせていただきました。

「出雲かんべの里」について知りたい方は、以下のリンクからアクセスしてみてください。
出雲かんべの里 | 島根県松江市 工芸館・自然の森・民話館 (kanbenosato.com)
<出雲かんべの里ホームページ>

民話の部屋 | 島根県松江市 工芸館・自然の森・民話館 出雲かんべの里 (kanbenosato.com/minwa/)
<お話リスト>

(2021/09/27 児童指導員 吉岡恭一)

1階病棟「出張!!かんべの里がやってきた」1    1階病棟「出張!!かんべの里がやってきた」2

3階病棟「出雲かんべの里がやってきた」

 7月29日(木)、8月5日(木)、9月2日(木)の3回、院内行事(院外行事振替)「出張!!出雲かんべの里がやってきた」を実施しました。今回の行事では感染対策を徹底して、出雲かんべの里 民話館より、 二人の語り部さんに来ていただきました。各回、9名~10名の利用者さんと職員が療育訓練室に集まり、出雲かんべの里さんからお借りした、蓑(ミノ)、笠、灯ろうなどを飾りました。また、 今回のために利用者さんと一緒に作った装飾で出雲かんべの里の雰囲気に近づけるようにしました。
 司会と利用者さんによる始めの挨拶の後、マイクを語り部さんにお渡しし、「桃太郎」などの定番の昔話や、「ヘコキ嫁」「クラゲの使い」と言った初めて聞く面白い昔話を4話から5話していただきました。「とんとん昔・・・」で始まる出雲弁の温かいお話に、利用者さんの目もパッチリと開き、お話の世界に引き込まれ楽しんでおられました。また、語り部さんの「てーんぐ(天狗)、てーんぐ(天狗)、めってんぐ」の掛け声とともに、職員による太鼓と踊りを披露し、笑い?をさそう場面もありました。
 次に、お部屋を暗くして、影絵による「猿かに合戦」をしていただきました。カセットデッキによる音楽や、オーバーヘッドを使ったカラーの影絵に、利用者さんも時々声を出して喜ばれていました。参加した職員からも「癒された」、「子どもの頃にもどったようだ」「懐かしかった」などの言葉がありました。
 今回、出雲かんべの里へ行くことができませんでしたが、慣れ親しんだ出雲弁によるお話を聞くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。

(2021/09/14 児童指導員 安達浩史)

3階病棟「出雲かんべの里がやってきた」1

3階病棟「出雲かんべの里がやってきた」2

3階病棟「出雲かんべの里がやってきた」3

3階病棟「出雲かんべの里がやってきた」4

2階病棟「学生祭り」

 8月24日(火)、2階病棟で学生祭りを行いました。この日は東京パラリンピックの開会式の日…ということで、「みんなが主役のパラリンピック」をテーマに、学生全員がデイルームに集まり、 とても賑やかな行事になりました。学生は3チームに分かれ、それぞれ「上乃木JAPAN」「松江JAPAN」「緑が丘JAPAN」という素敵なチーム名でメダル獲得を目指します。第1種目「オリンピッククイズ」では、 オリンピックにちなんだ難しい問題が4問出題されました。おもしろい解答も飛び出し、楽しみながらオリンピックの知識を深めました。第2種目はパラリンピックの正式種目である「ボッチャ」を公式ルールで楽しみました。 それぞれのチームが作戦を立てながら真剣にボールを転がしたり、お互いに応援する姿も見られ、素敵でした。第3種目「歌でつながる仲間の輪」では、嵐の「カイト」という曲を全員で合奏・合唱しました。 全員で大きな輪をつくり、学生、養護学校の先生方、職員が歌でひとつになり、感動的なフィナーレとなりました。コロナ禍で楽しみが制限される中、ひと夏の思い出に残る行事になったと思います。

(2021/09/14 保育士 越野幸子)

2階病棟「学生祭り」1

2階病棟「学生祭り」2

2階病棟「夏祭り会」

 8月6日(金)に2階病棟デイルームで「夏祭り会」を行いました。コロナ感染症予防対策として、午前と午後で参加人数を分けて実施しました。
 まず、今年の春から2階病棟の職員となった新人看護師2名と保育士1名の紹介をしました。自己紹介のあと、利用者さんからいくつか質問があり、照れながらもしっかりと答えられ、利用者さんとの会話も弾み、和やかな雰囲気ですすんでいきました。
 フレッシュな3人の紹介が終わった後は、チーム対抗の「ミッションビンゴ大会」を行いました。ルールとしてはまず、参加者を3チームに分け、各チームが相談して3×3のビンゴのマスに絵札を貼っていきます。できあがったビンゴカードを元に、いくつかのミッションに挑戦するというものです。ミッションは「じゃんけん」「正20面体サイコロの出た目の数」「あみだくじ」「夏のクイズ」などなど。そしてミッションで1位となったチームが好きな絵札を選ぶことができます。みんな1位を目指してミッションに挑み、白熱した時間となりました。一番早くビンゴとなったチームには景品として風鈴が配られました。惜しくも優勝を逃した方々にも、夏にちなんだイラストカードや折り紙が配られました。
 また、デイルームでの行事が終了したあとにお部屋を回り、数名の利用者さんのベッドサイドでもサイコロやじゃんけん、夏クイズなどの「ミッションビンゴ」を行いました。今回は特別に正20面体のサイコロを使用していたので、皆さんハラハラドキドキしながらサイコロを転がされたことと思います。デイルームに負けないくらいワイワイ賑やかな時間となりました。
 皆さんと楽しい時間を過ごせて、また一つ夏の思い出ができました。ありがとうございました。

(2021/09/14 保育士 上岡絵美)

2階病棟「夏祭り会」1

2階病棟「夏祭り会」2

2階病棟「夏祭り会」3

3階病棟 院内行事「ふれあいの日」

 7月8日(木)院内行事「ふれあいの日」を実施しました。今回は、七夕をメインとした催し物と、ご家族からの手紙でふれあいました。7月7日は七夕。七夕とは、 彦星と織姫が天の川を渡り一年に一度会える日です。本来なら7日が七夕ですが、なんとみなさんの願いごとを叶えるため、まだ天の川の向こうに…!ということで、 一人ずつ天の川を渡り、彦星、織姫に会いに行きますが、渡る途中、いたずら好きの河童が、みなさんを驚かせます。河童を見ると笑う方もいれば、びっくりする方、 頑なに目を開けない方など、いろいろな表情をされていました。無事に通りすぎると彦星、織姫に会うことができ、療育の中で作成した短冊を渡し、笹の葉に飾りました。 みなさん彦星、織姫に会えて嬉しそうな様子でした。
 続いて、ご家族からの手紙、写真でふれあえるように、職員が代読させていただきました。手紙を読んでいる際、声を出す方や笑う方、涙を流す方など、 利用者さんの表情や心温まる手紙の内容に職員も笑みがこぼれ、ほっこりとした気持ちになりました。また、家族会から頂いたお花は、会で紹介した後、スタッフステーションに飾っています。
 新型コロナウイルスはいつ収束に向かうのか分かりませんが、1日でもご家族の方にお会いできる日が早くくることを願っています。そして、短冊に込めた願いが天まで届くことを祈っています。

(2021/08/12 保育士 大島麻貴)

3階病棟 院内行事「ふれあいの日」1  3階病棟 院内行事「ふれあいの日」2

  3階病棟 院内行事「ふれあいの日」3  3階病棟 院内行事「ふれあいの日」4

2階病棟 院内行事「ふれあいの日」

 7月8日(木)、2階病棟で院内行事「ふれあいの日」を実施しました。前日が七夕だったこともあり、前半は利用者さんたちが織姫チームと彦星チームに分かれて互いに真ん中のゴールを目指す 「七夕すごろく」を行いました。交互にサイコロを振り、盤の端っこからスタートした両チームでしたが、途中のマスで試練やミッション等が待ち受けていました。 「スタートに戻る」「たなばたさまを歌う」「2マスすすむ」など様々なミッションをクリアし、ようやくお互いがゴールして出会うことができました。 サイコロを振る利用者さんと職員の手にも汗がにじむような白熱した時間だったと思います。
 後半は利用者さんのご家族や職員からの手紙を代読する時間を設けました。コロナ感染症予防のため、今年もご家族の参加は叶いませんでしたが、 想いがぎゅっと詰まったお手紙や写真を通して心が「ふれあう」ことができたのはないでしょうか。
 そして今年も七夕の笹をデイルームに飾らせていただきました。「家族のみんなに会えますように」「体が健康で、みんなが笑顔ですごせますように」など、 みなさんのお願いごとひとつひとつに想いがこもっていました。少しでも早く日常が戻ってきますように。来年こそはみなさんと一緒にふれあえたらいいなと思います。

(2021/08/12 保育士 上岡絵美)

2階病棟 院内行事「ふれあいの日」1

2階病棟 院内行事「ふれあいの日」2

2階病棟 院内行事「ふれあいの日」3

2階病棟 院内行事「ふれあいの日」4

2階病棟院内行事

 6月11日(金)に院外行事の代替えによる院内行事を実施しました。今回は梅雨の時期で、まず初めにアジサイ作りを行いました。半紙を三角に折り、角に絵の具を染み込ませ柄を付けてアジサイの形に切り取り作成しました。 様々な色の絵の具を使い、それぞれ、味のある模様のあじさいが完成しました。制作が終わると気分をガラッと変えて、ボウリング対決を行いました。少し大きめのピンを用意し球はバランスボール、 さらに車椅子に簡易的なバンパーを取り付け、職員と一緒にボールをドーンと蹴りいつもより少し激しめのボウリング対決になりました。両チーム接戦で白熱したバトルが繰り広げられ、 梅雨のジメジメを吹っ飛ばせるぐらい盛り上がり、少しでも気分転換ができたのではないでしょうか。

(2021/07/09 児童指導員 和田勇貴)

2階病棟院内行事1

3階病棟行事「ワールドツアー ~アフリカに行こう~」

 6月8日(火)、院内行事(院外行事振替)ワールドツアーの第3弾。「アフリカへ行こう」を実施しました。55の国々が集まるアフリカですが、今回はケニアの文化に触れる体験を、利用者さん6名、職員6名の総勢12名で行いました。
 今回も時空を超えてケニアに到着すると、マサイ族に扮した男女2人の「ジャンボ」(スワヒリ語で「こんにちは」)の出迎えがありました。まずはケニアの紹介として、プロジェクターの大画面で映しながら、名産のコーヒーや紅茶の匂いを嗅いだり、本物のサハラ砂漠の砂を見たり、マサイ族で有名なマサイジャンプ?(真上に高く何回もジャンプ)を披露しました。
 次にマサイ族を困らせている動物たちをやっつけるという設定で、「猛獣狩り体験」を行いました。「猛獣狩りに行こうよ! 猛獣なんて怖くない!」の元気な掛け声のもと、職員扮する、トラ、ワシ、ライオン、ゴリラを利用者さんが持った槍で急所(紙風船)をさし、やっつける遊びをしました。動物の真似をする迫真の演技?に大盛り上がりでした。
 最後は、利用者さんに手作りの太鼓を持ってもらい、アフリカで有名な曲「ジャンボブワナ」を歌いました。歌詞の中には「ハクナマタタ」の言葉がありますが、日本語では「大丈夫さ。何とかなる」「嫌なことは忘れろ」と言う意味があります。コロナ禍でみんな大変な思いをしていますが、この曲を歌い、異文化に触れ、楽しいひと時を過ごすことができました。

(2021/07/09 児童指導員 安達浩史)

3階病棟行事「ワールドツアー ~アフリカに行こう~」1  3階病棟行事「ワールドツアー ~アフリカに行こう~」2

  3階病棟行事「ワールドツアー ~アフリカに行こう~」3  3階病棟行事「ワールドツアー ~アフリカに行こう~」3

「2階病棟 プチ院内行事 ~初夏を感じよう~」

 5月11日(火)と21日(金)にプチ院内行事①と②を実施しました。どちらの行事も「初夏を感じよう」をテーマに、まずは作業室のベランダに出て新緑を眺めたり、 風を感じたりしました。外気を感じた後は療育訓練室へ移動し、療育で利用者さんと一緒に制作した藤の花の下で、初夏の生き物の鳴き声クイズを行いました。 この時期に外でよく聞こえてくる「野鳥」と「カエル」の様々な鳴き声を聞いて、利用者さんと職員がペアとなってクイズに答えていきます。 ツバメ、ホトトギス、アオガエル、ウシガエル…など、生き物たちの鳴き声はどれも個性的で面白い!地響きのような迫力のあるカエルの鳴き声や弦楽器のような鳥の鳴き声など、 皆さんが様々な生き物の声に耳を澄ませておられました。「ツバメってこんな鳴き声だったっけ!?」「ウシガエルって本当にモォモォ鳴くんだね」など発見や驚きがあり、 利用者さんも笑顔が見られる場面がありました。その後、新緑をイメージした黄緑色の布を利用者さんの頭上でヒラヒラさせて、動きや風を感じました。 柔らかく透き通ったオーガンジー素材の布が風になびく様子はゆったりとしていて爽やかでした。山陰地方は早くも梅雨入りしましたが、梅雨の合間に初夏の風や新緑、 生き物の声を受け止めて、四季の移ろいを感じていただけたかなと思います。

(2021/5/31 保育士 上岡絵美)

「2階病棟 プチ院内行事 ~初夏を感じよう~」1    「2階病棟 プチ院内行事 ~初夏を感じよう~」2

  「2階病棟 プチ院内行事 ~初夏を感じよう~」3 

3階病棟行事「ワールドツアー ~インドへ行こう~」

 5月18日(火)、ワールドツアー第2弾!!インドへ。5名の利用者さんと職員、総勢11名で、今回も時空を飛び越え3分で到着しました。軽快なインドの曲に合わせ、サリーをまとい額に赤印、頭にターバンを巻いた、 まるで新郎新婦のようなインド人のふたりに歓迎を受け、インドの挨拶、衣装や食文化に触れ、香辛料も実際に匂ってみました。また、春の訪れを喜び、色粉や水を掛け合う、 とても賑やかでカラフルな祭り「ホーリー祭り」をツアーのメインイベントとし、皆さんにも体験してもらいました。顔や手、腕に絵の具でペイントし、職員もペイントし合うなど、 また、水鉄砲で職員に色水をかけるなど大盛り上がりに。目で見て、耳で聴いて、匂い、肌で感触を感じるなど、五感をフル活用したインド旅行に利用者さんの笑顔がたくさん見られた行事となりました。次回はアフリカです、お楽しみに。

(2021/5/31 主任保育士 渡部みどり)

3階病棟行事「ワールドツアー ~インドへ行こう~」1  3階病棟行事「ワールドツアー ~インドへ行こう~」2

3階病棟行事「ワールドツアー ~インドへ行こう~」3  3階病棟行事「ワールドツアー ~インドへ行こう~」4

3階病棟行事「ワールドツアー ~アメリカへ行こう~」

 4月22日(木)院内行事(院外行事振替)「ワールドツアー ~アメリカへ行こう~」を実施しました。3階病棟今年度最初のワールドツアーは、アメリカのハワイ!ハワイの文化に触れ、 行った雰囲気を味わいました。ハワイへは、出雲空港からの直行便でホノルル空港へ。この飛行機は少し特別で、時空を超えて約3分間、空の旅を楽しむと、到着しました。現地の方が、「アローハ」と出迎えてくれ、 ハワイの特徴や、4月に行われている行事「イースター」、「エッグハント」(卵宝探しゲーム)、フラダンスの紹介を。その後は、実際にエッグハントをやってみました。隠されているカラフルな卵30個をみんなで探し出します。 見つけるとニコニコ嬉しい表情を浮かべる方や卵をしっかりと手に持つ方もいました。その後は、フラダンスです。動画を視聴しながら、みなさんレイ(ハワイ語で首飾り)をつけて、職員が踊ります。が、 あまりにも固いダンスに笑う方も…。本格的な踊りではありませんでしたが、少しでもハワイの雰囲気を感じてもらえたのではないでしょうか。フラダンス後は飛行機の時間のこともあり、早々にハワイを出発。 機内では、いつもと違う空間に落ち着かない方もおられましたが、無事に日本に帰ってくるとホッとした表情をされていました。帰国後も少しの間、ハワイに行った余韻に浸り、楽しいひと時を過ごしました。

(2021/4/30 保育士 大島麻貴)

3階病棟行事「ワールドツアー ~アメリカへ行こう~」1  3階病棟行事「ワールドツアー ~アメリカへ行こう~」2

3階病棟行事「ワールドツアー ~アメリカへ行こう~」3

2階病棟院内行事「春祭り会」

 3月11日(木)、『音楽を楽しもう』をテーマに「春祭り会」を行いました。緑が丘養護学校から木琴の一種「マリンバ」2台とギターをお借りし、1カ月間、 ほぼ毎日練習をしてこの日を迎えました。スタッフの自己紹介、楽器紹介からスタートし、「切手のないおくりもの」、「ルージュの伝言」、「幸せなら手をたたこう」、 「カントリーロード」を、歌と合奏でお届けしました。マリンバの温かみのある重低音に「いい音だな~」、「マリンバ欲しいな~」などの声もありました。演奏の間には、 オカリナやリコーダーで演奏した春に関する歌のイントロクイズを行ったり、利用者さんとくじ引きで決めた楽器を使い一緒に演奏を行なったり、参加者全員で楽しみました。 デイルームでの会の後は、お部屋回りで歌と演奏を行いました。普段なかなか聴くことができない生演奏に、瞳をキョロキョロと動かしたり、 ニコッと笑ったりと利用者さんの表情も自然と柔らかくなり、楽しまれているように思いました。今年度最後の院内行事を、温かい雰囲気の中、みんな笑顔で行うことができました。

(2021/3/29 児童指導員 安達浩史)

2階病棟院内行事「春祭り会」

3階病棟 春祭り会

 暖かい陽の光や、時折吹く風からも春の訪れを感じる日々が続いています。松江医療センターの敷地内では、既に桜の花が見事に咲き始め、 思いのほか春が深まっていることに驚くとともに、どこか嬉しい気持ちになりました。
 3月11日、3階病棟にて「春祭り会」を行いました。今回の春祭り会のメインは、「大きなカブ」の劇です。普段、療育クラブ「散歩クラブ①」「のどかクラブ」で 活動をしている利用者さんが、それぞれ午前・午後に分かれて演じてくださいました。この「大きなカブ」は、3階春祭り会バージョンと題して、クマやモグラ、 ミツバチなど春の生き物が力を合わせてカブを抜きます。なかなか抜けないカブですが、「うんとこしょ、どっこいしょ」と応援の歌声や思いが届き、 見事大きなカブが抜けました。無事にカブが抜けたのも束の間、どこからか桜の妖精とチューリップの妖精が現れて、妖精のケンカが始まりました。 このケンカの勝敗は、春に関するキーワードが描かれたボードを使って、「春ビンゴ」で決着をつけることに。ビンゴが進むにつれ「まだまだだな・・。」「リーチ!」と 一喜一憂してビンゴゲームを楽しみました。寒暖差の激しい日が続きますが、利用者さん、スタッフ一同元気に、和やかな春が迎えられたらと思います。

(2021/3/11 保育士 江藤鈴菜)

3階病棟 春祭り会-1

3階病棟 お楽しみ会

 今年の節分は、124年振りに2月2日。3日だと思い込んでいましたので、とても驚きました。立春が1日早く来たことになります。年末から1月は、寒波に見舞われ、近年にない大雪、低温が続きましたので、暦の上とは言え、1日でも早い春の訪れは、とても嬉しく、気分も軽くなった気がします。皆様はいかがでしょうか?
 そんな2月の4日、3階病棟は「お楽しみ会」を行いました。今年もやってきました!鬼が!!密を避け、午前・午後に、2匹ずつ。当院すぐ近くの床几山と雲州平田からやって来ました。丑年生まれの年男・年女の方々に、まず豆まきをしてもらい、鬼が降参したところで、「鬼と一緒に遊ぼう」と題し、ゲームや鬼のダンスを楽しみました。「赤鬼と青鬼のタンゴ」の楽しい歌に合わせ、息ピッタリの2匹の鬼がタンゴのリズムに乗って踊る姿は、お茶目で会場は大笑い、ウトウトしていた方も目を覚まし、辺りをキョロキョロと。鬼と遊び、笑顔がたくさん見られた会となりました。
 この楽しい雰囲気の中、利用者さんとご家族、職員と一緒に過ごしたかったと強く思いました。「今年こそ、コロナ収束。面会日が再開できますように」と、福の神にお願いしました。

(2021/2/4 主任保育士 渡部みどり)

3階病棟 お楽しみ会-1

3階病棟 お楽しみ会-2  3階病棟 お楽しみ会-3

島根県障がい者アート作品展

 令和2年度島根県障がい者アート作品展が、島根県立美術館ギャラリーにて、令和2年12月4日~6日まで開催されました。 県内全域から414点の作品が出展され、当院の利用者の皆様も、日頃の療育活動や作業療法で一生懸命取り組まれた、 紙粘土の作品や、手作りアクセサリー、陶芸、七宝焼き、絵画等、共同作品や個人作品を出展しました。応募日程の締め切り直前まで、 一生懸命制作に取り組み、作品が完成した時には、「良い作品ができたよ。」とご満悦な様子でした。
 そして数ある作品の中で、松江医療センター1階病棟の療育クラブ「マイクラブ」の「僕らの動物園」が、 12月5日土曜日の朝日新聞朝刊の地域の情報欄に掲載されました。本年度、作品発表の場が限られていた中での新聞掲載は、 利用者の皆さんも大変喜ばれ、刺激を受けた様子で「次年度はこうしようと思う」等、意欲的にお話をしていました。
 これからも、地域の方にも当院の利用者の皆さんの取り組みを知って頂けるよう、様々な発表の場を活かして、 創作活動をサポートできるようにしていきたいと思います。

(2020/12/28 児童指導員 小松周子)

島根県障がい者アート作品展

新年挨拶

あけましておめでとうございます。

今年も日々の療育や行事の様子を中心に、内容盛り沢山でお届けしたいと思います。
「療育指導室NEWS2021」をよろしくお願いします。

(2021/1/6 療育指導室スタッフ一同)